モンハンは作業ゲーでつまらない?ハマる人とストレスを溜める人の違いを解説

誰もが知る大人気アクションRPGシリーズ「モンスターハンター」(モンハン)。友人と、あるいはソロで、巨大なモンスターに挑むあの興奮は、他のゲームではなかなか味わえませんよね。


しかし、その一方で、「モンハンは作業ゲーでつまらない」「ただのストレスゲーだ」という意見を耳にすることも少なくありません。特に初めてプレイする人や、過去作をプレイしていて離れてしまった人にとっては、このネガティブな評判が気になるところでしょう。
本当にモンハンは「作業」で「つまらない」ゲームなのでしょうか?


この記事では、モンハンがなぜ「作業ゲー」と呼ばれるのか、そして、熱狂的にハマる人とすぐにやめてしまう人の決定的な思考の違いを、徹底的に深掘りして解説します。あなたがモンハンを楽しめるかどうか、この記事を読めばきっと分かりますよ!

モンハンは本当に「作業ゲー」で「つまらない」の?その疑問に答える!

「モンハン=作業ゲー」というイメージは、なぜこれほどまでに定着してしまったのでしょうか。まずは、その根本的な原因から見ていきましょう。

なぜモンハンは「作業ゲー」と呼ばれるのか?

モンハンのゲームサイクルは、基本的に以下の繰り返しです。

  • 目標のモンスターを討伐/捕獲する
  • 得られた素材で新しい武器や防具を作成・強化する
  • さらに強力なモンスターに挑む

このサイクルの中で、特定の素材が手に入らない場合、プレイヤーは同じモンスターを何度も狩り続ける必要が出てきます。これが「作業」と呼ばれる主な理由です。特に、レアな「逆鱗」や「宝玉」といった素材は、ドロップ率が数パーセントと低く設定されているため、何十回も同じクエストを回すことになります。

モンハンにおける「作業」の定義は、多くの場合「目当てのレア素材を得るために、既に楽に勝てるモンスターを繰り返し討伐すること」を指します。

「繰り返し」を楽しいと感じるか、「苦痛」と感じるかが分かれ道

この繰り返しをどう捉えるかが、プレイヤーの満足度を大きく左右します。モンハンにハマる人は、この反復の中に「成長」と「発見」を見出します。

「作業」ではなく「熟練」と捉える!

同じモンスターを狩り続けることで、討伐時間が縮まり、被弾が減り、立ち回りが洗練されていく。この「プレイヤースキルの上達」を実感する過程が、モンハン最大の醍醐味なのです。一方、「作業でつまらない」と感じる人は、レア素材の入手だけを目的とし、「効率」ばかりを求めてしまいがちです。しかし、モンハンは効率を追い求めるゲームというより、「狩りの過程を楽しむ」ゲームだと言えるでしょう。

【ハマる人とハマらない人の特徴】どこに価値を見出すかが重要?

モンハンを熱狂的に愛する「ハンター」になる人、そして途中で挫折してしまう「辞めハン」になる人。この両者には明確な特徴があります。あなたはどちらに当てはまるでしょうか?

ハマる人(ハンター)の特徴 ハマらない人(辞めハン)の特徴
目的意識 「狩り」そのものの上達と「装備の完成」を同等に楽しむ 「装備の完成」と「ストーリークリア」のみを目的とする
困難への対応 失敗(3乙)をプレイスキルの改善点と捉え、動画などで研究する 失敗をゲームシステムの不公平さや運のせいにする
プレイスタイル 新しい武器種への挑戦や、タイムアタックなど、自ら楽しみ方を見つける いつも同じ武器、同じ戦法で、変化を好まない
素材集め 「素材集めは次の狩りのための準備」と割り切り、気長に楽しめる レア素材が出ないことに強くストレスを感じ、すぐに飽きる

ハマる人は「自発的な目標設定」が得意

モンハンは、ストーリークリア後も長く遊べるゲームですが、その後の目標はプレイヤー自身で見つける必要があります。

  1. 全モンスターの最大金冠を集める
  2. 全武器種を使いこなせるようになる
  3. 友達と協力して最難関クエストをクリアする

ハマる人は、こうした「ゲーム内の用意されたゴール」ではなく、「自分だけの遊び方」や「自己成長」という内的な報酬を見つけ出すのが上手です。この自発的な目標設定が、同じモンスターを狩る行為を「作業」ではなく「ミッション」へと昇華させます。

俺の場合、素材集めはBGMを聞きながらリラックスしてやる時間。よし、この武器の極めを目標に、次は動きの速いモンスターを極めてみよう、って新しい目標を立てるのが楽しいんだよね。

「イライラするだけ」「ストレスゲー」と呼ばれる要素を解消しよう!

モンハンが「ストレスゲー」と言われる原因は、大きく分けて二つあります。「操作へのストレス」と「結果へのストレス」です。これらを具体的に掘り下げて、どうすればストレスを軽減できるか考えてみましょう。

もっさり操作はストレス?新しいモンハンで解消された?

「もっさり」という言葉は、主に古いモンハン作品(PS2やPSP時代)の操作感に対して使われてきました。当時のモンハンは、攻撃後の硬直が長く、納刀が遅く、回避の無敵時間も短めでした。これは、プレイヤーに「一撃の重み」と「計画的な行動」を強いるための、意図的なゲームデザインでした。

【クラシックモンハンの「もっさり」がもたらすもの】・一撃の重み:ボタンを連打するだけの軽いアクションゲームではない緊張感・計画性:どのタイミングで攻撃し、いつ離脱するかを考える戦略性

しかし、『モンスターハンター:ワールド』以降の作品では、操作感が大幅に改善され、旧作に比べて非常にスムーズでスピーディーなアクションが可能になりました。これによって、「もっさり」によるストレスは大きく軽減されています。もし「もっさり感が嫌だ」と感じているなら、最新作からプレイを始めることを強くお勧めします。

イライラするだけ!レア素材が出ない「結果へのストレス」

一番のストレス源は、やはり「レア素材のドロップ率」でしょう。何時間も費やして目的の素材が手に入らないと、「時間泥棒だ」「イライラするだけ」と感じるのは当然です。

【レア素材RNG(運)によるストレスを軽減するために】モンハンにおいて、運の要素(RNG: Random Number Generation)はゲームの一部です。このストレスを完全にゼロにはできませんが、以下の考え方で軽減できます。

  1. 目標を「素材入手」から「討伐時間更新」に変える。
  2. 素材集めの途中で、別の装備の素材も集めるように目標を分散する。
  3. 「レア素材は出なくて当たり前」と最初から割り切る。
レア素材を狙うときは、どうせ何度も狩ることになるのだから、「このモンスターの動きを完璧に覚える」という別の目的を持つと、ストレスが喜びの種に変わることもありますよ。

「難しい」と感じるのは当然?上達するために必要な心構え

モンハンは、最初から爽快にモンスターを狩れるゲームではありません。特に初めてプレイする人にとっては、難しく感じる要素がたくさんあります。しかし、その「難しさ」こそが、モンハンの深い魅力につながっているのです。

モンハンの「難しい」は「理不尽」ではない

モンハンが難しいと言われるのは、主に以下の二点です。

  1. モンスターの動きや攻撃パターンを全て覚える必要がある
  2. プレイヤーの操作に「慣れ」と「判断力」が強く求められる。

この「難しさ」は、いわゆる理不尽な難しさではありません。どんな強力なモンスターにも必ず「スキ」があり、そのスキを見極めて、適切に攻撃し、回避するという「狩猟のロジック」が組まれています。最初のうちは攻撃を避けることすら難しいかもしれませんが、それはあなたのプレイスキルがまだ未熟なだけであり、練習すれば必ず乗り越えられます。

【上達へのヒント】「勝てない」と感じたら、まず「被弾した理由」を考えてみましょう。大抵の場合、「欲張って攻撃しすぎた」「回復のタイミングが悪かった」など、自身の行動に原因があります。モンスターのせいにするのではなく、自分の行動を分析することが上達の近道です。

武器種選びで難易度は大きく変わる!

どの武器を選ぶかによっても、初期の難易度は大きく変わります。操作が複雑で、上級者向けの武器を最初に選んでしまうと、挫折しやすくなります。

初心者におすすめの武器は?

まずはシンプルで扱いやすい武器から始めるのが鉄則です。

  • 太刀:攻撃範囲が広く、リーチが長い。特に最新作ではカウンター技が強力で扱いやすい。
  • 片手剣:納刀せずにアイテムを使える点が優秀。動きが素早く、防御も可能。
  • 大剣:一撃の威力が絶大で、ガードも可能。溜め斬りのタイミングを覚える練習に最適。

どうしても勝てない場合は、「ガードができる武器」を選ぶだけで生存率が格段に上がります。自分に合った武器を見つけるまで、色々な武器を試してみるのが、難しさを乗り越える第一歩です。

「ソロはつまらない」は本当?マルチプレイとの違いを考える

モンハンは友達やオンラインの仲間とわいわいプレイできるマルチプレイ(協力プレイ)が醍醐味の一つですが、「ソロプレイはつまらない」と感じる人もいます。ソロとマルチ、それぞれの魅力を見てみましょう。

ソロプレイでしか得られない「極上の達成感」

マルチプレイは、複数のハンターで役割分担できるため、討伐難易度は下がります。しかし、ソロプレイにはマルチにはない魅力があります。

全ての責任と栄光を一身に背負うのがソロ!

ソロで強力なモンスターを討伐したときの達成感は、マルチの比ではありません。自分の力だけで、モンスターの体力、動き、攻撃パターンを全て把握し、完璧な立ち回りで勝利をもぎ取る。この経験は、「ハンターとしての真の成長」を実感させてくれます。

友達とやるのも楽しいけど、ソロでしか味わえない集中力があるんだよね。誰も助けてくれないから、緊張感も半端ない。この前、ずっと倒せなかったモンスターをソロで倒した時は、思わずガッツポーズしちゃった!

マルチプレイは効率と楽しさを両立

一方、マルチプレイの利点は以下の通りです。

  • 討伐時間の短縮:四人いれば討伐にかかる時間が大幅に短くなり、素材集めの効率が向上します。
  • 役割分担:スタン役、麻痺役、回復役など、役割を決めて協力する楽しさがあります。
  • コミュニケーション:友達との連携やチャットでの交流が、ゲームの楽しさを倍増させます。

素材集めなどの「作業」と感じやすい要素は、マルチプレイで他の人と一緒にやることで「協力プレイ」という楽しさに変わり、ストレスが軽減されます。ソロプレイに疲れたら、迷わずオンライン集会所を覗いてみましょう。

モンハンを「作業」にしないための具体的なマインドセットとテクニック

最後に、モンハンがあなたの生活を「作業」で埋め尽くすことなく、長く楽しむための具体的な方法を提案します。

マインドセット:完璧主義を捨てて「プロセス」に価値を見出す

狩猟をルーティンにしないこと

「このモンスターを10回狩る」という目標設定は、確かに効率的ですが、「作業」感を強くします。そうではなく、以下のように目標を変えてみましょう。

  1. 「今日は新しいコンボを試しながら狩ってみる」
  2. 「今日は一度も回復薬を使わずにどこまでいけるか挑戦する」
  3. 「今日は火属性の弱いモンスターを、水属性武器で挑んでみる」

狩猟の「結果」ではなく、「過程」に小さな課題を設けることで、同じ狩猟でも新鮮な挑戦として楽しめます。

テクニック:武器とスキルの「沼」にハマってみる

モンハンの奥深さは、武器種が多いこと、そして多岐にわたるスキルシステムにあります。「作業でつまらない」と感じ始めたら、今使っている武器種とは真逆の操作感の武器に持ち替えてみましょう。

例えば、「近接武器(大剣など)ばかり使っていたなら、遠距離武器(弓やボウガン)に挑戦する」といった具合です。

全く新しい操作を覚えるのは再び「難しい」と感じるかもしれませんが、それはゲームの寿命を延ばし、新たな楽しさを見つけるための最も効果的な方法です。また、スキル構成を少し変えるだけで、立ち回りが劇的に変わることもモンハンの醍醐味です。

「どうしても素材集めのモチベーションが続きません。どうすればいいですか?」

これは多くのハンターが抱える悩みです。一つのおすすめは、目標を「装備一式」ではなく「一つの部位」に区切ることです。

  • 「今日はまずこの頭装備だけ作る」と決める。
  • それができたら、次は「脚装備」と、ごく短期的な目標に分割しましょう。

小さな達成感を積み重ねることで、作業感を減らし、モチベーションを維持しやすくなります。

「モンハンは作業ゲーでつまらない?」という疑問に対する答えは、結局のところ、「プレイヤー自身の捉え方次第」ということに尽きます。
あなたがこのゲームを「レアアイテムを獲得するための単純作業」と捉えるなら、それは間違いなく苦痛な「作業ゲー」になるでしょう。しかし、「強力なモンスターを狩り尽くし、自己の狩猟スキルを極限まで高めるための試練」と捉えるならば、モンハンは無限に楽しめる、奥深いハンティングアクションへと変わるはずです。
もし今、あなたがモンハンにストレスを感じているなら、一度立ち止まって「何のために狩っているのか」を考えてみてください。そして、ぜひ「狩りの上達」という新たな価値を見出して、最高のハンターライフを送ってくださいね!

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