誰もが知る大人気アクションRPGシリーズ「モンスターハンター」(モンハン)。友人と、あるいはソロで、巨大なモンスターに挑むあの興奮は、他のゲームではなかなか味わえませんよね。
この記事では、モンハンがなぜ「作業ゲー」と呼ばれるのか、そして、熱狂的にハマる人とすぐにやめてしまう人の決定的な思考の違いを、徹底的に深掘りして解説します。あなたがモンハンを楽しめるかどうか、この記事を読めばきっと分かりますよ!
「モンハン=作業ゲー」というイメージは、なぜこれほどまでに定着してしまったのでしょうか。まずは、その根本的な原因から見ていきましょう。
モンハンのゲームサイクルは、基本的に以下の繰り返しです。
このサイクルの中で、特定の素材が手に入らない場合、プレイヤーは同じモンスターを何度も狩り続ける必要が出てきます。これが「作業」と呼ばれる主な理由です。特に、レアな「逆鱗」や「宝玉」といった素材は、ドロップ率が数パーセントと低く設定されているため、何十回も同じクエストを回すことになります。
この繰り返しをどう捉えるかが、プレイヤーの満足度を大きく左右します。モンハンにハマる人は、この反復の中に「成長」と「発見」を見出します。
「作業」ではなく「熟練」と捉える!
モンハンを熱狂的に愛する「ハンター」になる人、そして途中で挫折してしまう「辞めハン」になる人。この両者には明確な特徴があります。あなたはどちらに当てはまるでしょうか?
ハマる人(ハンター)の特徴 | ハマらない人(辞めハン)の特徴 | |
目的意識 | 「狩り」そのものの上達と「装備の完成」を同等に楽しむ | 「装備の完成」と「ストーリークリア」のみを目的とする |
困難への対応 | 失敗(3乙)をプレイスキルの改善点と捉え、動画などで研究する | 失敗をゲームシステムの不公平さや運のせいにする |
プレイスタイル | 新しい武器種への挑戦や、タイムアタックなど、自ら楽しみ方を見つける | いつも同じ武器、同じ戦法で、変化を好まない |
素材集め | 「素材集めは次の狩りのための準備」と割り切り、気長に楽しめる | レア素材が出ないことに強くストレスを感じ、すぐに飽きる |
モンハンは、ストーリークリア後も長く遊べるゲームですが、その後の目標はプレイヤー自身で見つける必要があります。
ハマる人は、こうした「ゲーム内の用意されたゴール」ではなく、「自分だけの遊び方」や「自己成長」という内的な報酬を見つけ出すのが上手です。この自発的な目標設定が、同じモンスターを狩る行為を「作業」ではなく「ミッション」へと昇華させます。
モンハンが「ストレスゲー」と言われる原因は、大きく分けて二つあります。「操作へのストレス」と「結果へのストレス」です。これらを具体的に掘り下げて、どうすればストレスを軽減できるか考えてみましょう。
「もっさり」という言葉は、主に古いモンハン作品(PS2やPSP時代)の操作感に対して使われてきました。当時のモンハンは、攻撃後の硬直が長く、納刀が遅く、回避の無敵時間も短めでした。これは、プレイヤーに「一撃の重み」と「計画的な行動」を強いるための、意図的なゲームデザインでした。
【クラシックモンハンの「もっさり」がもたらすもの】・一撃の重み:ボタンを連打するだけの軽いアクションゲームではない緊張感・計画性:どのタイミングで攻撃し、いつ離脱するかを考える戦略性
一番のストレス源は、やはり「レア素材のドロップ率」でしょう。何時間も費やして目的の素材が手に入らないと、「時間泥棒だ」「イライラするだけ」と感じるのは当然です。
【レア素材RNG(運)によるストレスを軽減するために】モンハンにおいて、運の要素(RNG: Random Number Generation)はゲームの一部です。このストレスを完全にゼロにはできませんが、以下の考え方で軽減できます。
モンハンは、最初から爽快にモンスターを狩れるゲームではありません。特に初めてプレイする人にとっては、難しく感じる要素がたくさんあります。しかし、その「難しさ」こそが、モンハンの深い魅力につながっているのです。
モンハンが難しいと言われるのは、主に以下の二点です。
この「難しさ」は、いわゆる理不尽な難しさではありません。どんな強力なモンスターにも必ず「スキ」があり、そのスキを見極めて、適切に攻撃し、回避するという「狩猟のロジック」が組まれています。最初のうちは攻撃を避けることすら難しいかもしれませんが、それはあなたのプレイスキルがまだ未熟なだけであり、練習すれば必ず乗り越えられます。
どの武器を選ぶかによっても、初期の難易度は大きく変わります。操作が複雑で、上級者向けの武器を最初に選んでしまうと、挫折しやすくなります。
まずはシンプルで扱いやすい武器から始めるのが鉄則です。
どうしても勝てない場合は、「ガードができる武器」を選ぶだけで生存率が格段に上がります。自分に合った武器を見つけるまで、色々な武器を試してみるのが、難しさを乗り越える第一歩です。
モンハンは友達やオンラインの仲間とわいわいプレイできるマルチプレイ(協力プレイ)が醍醐味の一つですが、「ソロプレイはつまらない」と感じる人もいます。ソロとマルチ、それぞれの魅力を見てみましょう。
マルチプレイは、複数のハンターで役割分担できるため、討伐難易度は下がります。しかし、ソロプレイにはマルチにはない魅力があります。
全ての責任と栄光を一身に背負うのがソロ!
一方、マルチプレイの利点は以下の通りです。
素材集めなどの「作業」と感じやすい要素は、マルチプレイで他の人と一緒にやることで「協力プレイ」という楽しさに変わり、ストレスが軽減されます。ソロプレイに疲れたら、迷わずオンライン集会所を覗いてみましょう。
最後に、モンハンがあなたの生活を「作業」で埋め尽くすことなく、長く楽しむための具体的な方法を提案します。
「このモンスターを10回狩る」という目標設定は、確かに効率的ですが、「作業」感を強くします。そうではなく、以下のように目標を変えてみましょう。
狩猟の「結果」ではなく、「過程」に小さな課題を設けることで、同じ狩猟でも新鮮な挑戦として楽しめます。
モンハンの奥深さは、武器種が多いこと、そして多岐にわたるスキルシステムにあります。「作業でつまらない」と感じ始めたら、今使っている武器種とは真逆の操作感の武器に持ち替えてみましょう。
例えば、「近接武器(大剣など)ばかり使っていたなら、遠距離武器(弓やボウガン)に挑戦する」といった具合です。
「どうしても素材集めのモチベーションが続きません。どうすればいいですか?」
小さな達成感を積み重ねることで、作業感を減らし、モチベーションを維持しやすくなります。
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