【正直レビュー】『LOST EPIC(ロストエピック)』はつまらない?難易度・スイッチの評判・クリア後まで徹底解説!
「ロストエピック(LOST EPIC)」は、美麗なグラフィックとソウルライクな戦闘システムが魅力の2DアクションRPGです。しかし、一部のレビューでは「つまらない」「単調」といった声も聞かれ、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか?
本記事は、『ロストエピック』の魅力を深掘りしつつ、「つまらない」と言われる理由や、Switch版の動作、難易度、クリア後のやりこみ要素に至るまで、徹底的に解説します。あなたが抱える疑問を全て解消し、このゲームがあなたにとって「神ゲー」なのか「凡ゲー」なのかを判断できる、超詳細なレビューをお届けします。
『ロストエピック』は、神と人類の戦いを描いた重厚な世界観を持つ2D横スクロールアクションRPGです。最大の特徴は、美しいイラストで描かれたキャラクターと背景、そして骨太な戦闘システムにあります。
ジャンルとしては、広大なマップを探索する「メトロイドヴァニア」要素と、高難易度で慎重な立ち回りが求められる「ソウルライク」要素が組み合わさっています。プレイヤーは「神殺しの騎士」となり、異世界「アールヴァ」を舞台に、世界の謎に迫っていきます。単なるアクションゲームではなく、アイテム収集や素材集め、装備の作成・強化といった「狩りゲー」のような要素も強く、ハクスラ好きにもおすすめできる作り込みです。
開発は『アークシステムワークス』の元スタッフが立ち上げた「Oneoreight」で、その手触りの良いアクション性や、和風テイストの繊細なアートスタイルは、日本のゲームファンにとって非常に魅力的と言えるでしょう。グラフィックとアクション性の融合を楽しみたい方には、まずプレイしてほしい一本です。
結論から言うと、『ロストエピック』は「人を選ぶ」ゲームであり、全ての人にとって「つまらない」わけではありません。一部で「つまらない」という評価が出る主な理由は、大きく分けて以下の3点に集約されます。
本作は、ゲーム開始直後の装備やスキルが少なく、できるアクションが限られているため、敵の攻撃パターンが少ない序盤は「単調」に感じやすい傾向があります。また、広大なマップに対してヒントが少なめで、どこへ行けば良いのか迷いやすい点も、探索が苦手なプレイヤーにとってはストレスとなり、「つまらない」という印象につながりがちです。これは、ソウルライクやメトロイドヴァニアに慣れているかどうかで評価が大きく分かれるポイントです。
メインストーリーをクリアし、やりこみ要素に移行した後、強力な装備を集めるための周回作業が必要になります。このハクスラ要素こそが魅力なのですが、一部のプレイヤーは、同じボスを何度も倒す作業が「マンネリ化」してしまい、飽きを感じるようです。特に終盤の難易度が高いため、育成が不十分だと単調な作業を強いられる時間が長くなるため、ここで離脱してしまうケースが見られます。
『ロストエピック』の難易度は、一般的な2DアクションRPGと比較すると「高め」です。いわゆる「ソウルライク」の要素を多分に含んでおり、敵の攻撃は強力で、雑魚敵にも油断はできません。
戦闘では、ローリングやジャストガードを駆使した慎重な立ち回りが求められ、ゴリ押しは通用しにくい設計です。特にボスの多くは強力な大技を持っており、初見での攻略は困難でしょう。しかし、その分、強敵を打ち破ったときの達成感は格別です。また、死亡時のペナルティとして、貯めていた経験値(ソウル)をロストする要素があり、これがゲームの緊張感を高めています。
ソウルライク初心者には難易度が少々高く、何度もやられてしまうとストレスを感じやすいかもしれません。特に序盤の操作性やスキルの少なさが相まって、戦闘が泥臭く感じられることがあります。難易度選択モード(イージーモード)も用意されていますが、基本的にアクションゲームに慣れた中級者以上におすすめです。
Nintendo Switch版は、携帯機で手軽にプレイできるという大きなメリットがある反面、「処理落ち」や「カクつき」に関する報告が多数見られました。特にリリース初期は、エフェクトが多い戦闘シーンや、広大なエリアを高速で移動する際に、フレームレートが低下し、操作に影響が出るケースがあったようです。
ただし、開発元はユーザーの声を反映し、継続的にアップデートを重ねています。特に大規模なバランス調整や最適化アップデートが行われたことで、現在のSwitch版の動作は初期と比べて大幅に改善されています。
プラットフォーム | 動作の傾向 |
Nintendo Switch (携帯/TV) | 初期は処理落ち報告あり。アップデートで改善。TVモードより携帯モードの方が若干カクつきやすい傾向。 |
PS4/PS5/PC (Steam) | 概ね安定。特にPC版は高フレームレートでの動作が可能で、最も快適にプレイ可能。 |
『ロストエピック』は、美麗な2Dグラフィックを採用しているため、比較的容量は抑えられています。しかし、ゲーム機やプラットフォームによって若干の差があります。
プラットフォーム | 必要な容量目安 |
Nintendo Switch | 約3GB程度 |
PlayStation 4/5 | 約4GB程度 |
PC (Steam) | 約5GB程度 |
プレイヤーのプレイスタイルによって大きく変動しますが、クリア時間も非常に重要な要素です。ロストエピックのボリュームは、価格に対して非常に良心的と言えます。
特に探索要素が多いため、道に迷ったり、強力なボスに何度も挑んでレベル上げをしたりすると、プレイ時間は自然と伸びます。価格以上の満足感を得られるボリュームであり、じっくり腰を据えて遊べるゲームを探している方には最適です。忙しい社会人の方でも、マイペースに進められる長さでしょう。
『ロストエピック』の戦闘システムを単調ではないものにしているのが、この「心力(しんりょく)」システムです。心力とは、いわば「武器に宿る特殊なスキル」のことで、戦闘中にゲージを消費して発動します。
心力は武器種や種類によって効果が全く異なり、攻撃、防御、回復、デバフなど多岐にわたります。例えば、剣の心力には「突進攻撃」や「広範囲への斬りつけ」があり、弓の心力には「連続射撃」や「毒付与」などがあります。これを複数の武器にセットし、自由に切り替えて使うのが本作の肝です。
戦闘が単調になりがちな「通常攻撃」や「回避」だけでなく、適切な心力を使うことで、窮地からの脱出、ボスへの大ダメージ、弱点属性の付与など、戦略の幅が大きく広がります。心力が増えれば増えるほど、戦闘が奥深く、そして面白くなっていくため、「つまらない」と感じ始めたら、積極的に心力の習得・強化を進めることをおすすめします。
心力は、対応する武器の熟練度を上げることで習得できます。そのため、お気に入りの心力スキルを得るためには、一度は特定の武器を使い込む必要があるため、最初は少しだけ根気が必要です。
本作では、ゲーム開始時に「神殺しの騎士」の外見をある程度カスタマイズできる「キャラメイク」要素が用意されています。しかし、自由度は一般的なRPGに比べると控えめです。
初期設定で変更できるのは、性別(男女)の選択、髪型、髪色、目の色、肌の色など、基本的なパーツに留まります。顔のパーツを細かく調整するといった機能はありません。しかし、ご安心ください。本作のキャラクターの見た目を決めるのは、むしろ「装備」の要素が大きいです。
集めた素材から作成する様々な防具や武器には、それぞれ独自のグラフィックが用意されており、装備を付け替えることで見た目がガラリと変化します。そのため、「キャラメイク」というよりは、「収集した装備を組み合わせて自分だけの騎士を作る」という感覚に近いです。おしゃれ装備的な機能もあるため、気に入った見た目でゲームを最後までプレイすることも可能です。
『ロストエピック』には、プレイヤーの行動によって結末が変化する「エンディング分岐」が存在します。
通常のエンディングに加えて、「真のエンディング」と言える隠しルートが用意されています。真のエンディングを見るためには、特定の条件を満たす必要があります。主な条件は以下の通りです。
単にメインボスを倒すだけでは見られないため、隅々まで探索し、裏ボスにも挑戦する「やりこみ」が求められます。このマルチエンディング要素があるため、ストーリーを一通り終えても「まだやるべきことがある」というモチベーションにつながり、本作のプレイアブルな時間を大きく伸ばしています。
本作は、メインストーリーをクリアしてからが本番と言っても過言ではありません。クリア後の「やりこみ要素」が非常に充実しているため、100時間単位で遊んでいるプレイヤーも多くいます。
特に、ハクスラ要素が好きな方にとっては、クリア後のエンドコンテンツこそが最大の魅力でしょう。心力や装備の種類が非常に多いため、ビルドの試行錯誤だけでも何十時間も楽しめます。「クリアしたら終わり」ではなく、「クリアしてからが始まり」のゲームを求めているなら、間違いなく満足できるでしょう。
『ロストエピック』をプレイしてハマった方、または「つまらない」と感じたものの、このジャンルの「惜しい良作」を探している方に向けて、似たテイストのゲームをいくつかご紹介します。
これらのタイトルは、いずれも「高難易度なアクション」「広大なマップ探索」「RPG的な育成要素」というロストエピックが持つ核となる要素を共有しています。もしロストエピックの「単調さ」が気になったのであれば、より洗練されたアクションや、より奥深い探索が楽しめるこれらの作品を試してみる価値は十分にあります。
本記事で『ロストエピック』に関する様々な疑問を解消してきました。最後に、このゲームが「つまらない」と感じる人と「神ゲー」と感じる人の特徴をまとめます。
もし、あなたが「美しい2Dグラフィックで、じっくり楽しめる骨太なアクションRPG」を探しているなら、『ロストエピック』はあなたのゲーミングライブラリに加えるべき一本です!
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