ポケモンサンムーンはスイッチでプレイできる？徹底解説と代替案

『ポケットモンスター サン・ムーン』（以下、サンムーン）は、2016年にニンテンドー3DS向けに発売されたポケモンシリーズの人気作です。
アローラ地方を舞台にした南国風の冒険や、個性的なポケモン、ユニークな「しまめぐり」システムで多くのファンを魅了しました。

 

しかし、Nintendo Switchの普及に伴い、「サンムーンをSwitchでプレイしたい！」という声が上がっています。

 

この記事では、サンムーンをSwitchでプレイできるのかという疑問に明確に答えつつ、ポケモンをSwitchで楽しむ方法や代替案を詳しく解説します。
ポケモンファン必見の情報をお届け！

 

結論：サンムーンはSwitchでプレイできない

 

まず、核心からお伝えします。
『ポケットモンスター サン・ムーン』およびその拡張版『ウルトラサン・ウルトラムーン』は、Nintendo 3DS専用ソフトであり、Nintendo Switchでは直接プレイできません。
これらのタイトルは3DSのハードウェア向けに開発されており、Switch向けのリマスターや移植版は2025年5月時点で公式に発表されていません。
また、過去に噂された「ポケモン スターズ」というSwitch版サンムーンのプロジェクトも、公式には実現しませんでした。

 

しかし、がっかりするのはまだ早い！サンムーンのポケモンやデータをSwitchのポケモンシリーズに引き継ぐ方法や、Switchで楽しめるポケモンゲームの魅力的な代替案が存在します。
この記事では、それらの方法を丁寧に解説し、サンムーンの思い出をSwitchで再び楽しむための道筋を提案します。

 

なぜサンムーンはSwitchでプレイできないのか

 

ハードウェアの違い：3DSとSwitchの壁

サンムーンがSwitchでプレイできない理由は、3DSとSwitchのハードウェア仕様の違いにあります。
3DSは2011年に発売された携帯ゲーム機で、解像度や処理能力が限定的。
一方、Switchは2017年に登場したハイブリッド型コンソールで、高解像度のグラフィックや複雑なゲームに対応可能です。
サンムーンは3DSの性能に最適化されており、Switch向けに再構築するには大幅な開発が必要となります。

 

 

さらに、任天堂は3DSの後継としてSwitchを位置づけ、ポケモンシリーズの新作をSwitch向けに展開しています（例：『ソード・シールド』『スカーレット・バイオレット』）。
そのため、サンムーンのような過去作をSwitchに移植する優先度は低いと考えられます。

 

「ポケモン スターズ」の噂とその結末

2016年、海外メディアで「ポケモン スターズ」というコードネームのSwitch版サンムーンが開発中との噂が報じられました。
このプロジェクトは、サンムーンのマップやストーリーをベースに、グラフィックを向上させたSwitch向けタイトルとされ、ポケモンバンク経由で3DS版のポケモンを連動可能と期待されました。
しかし、ポケモンカンパニーはこの噂を否定し、スターズの開発は実現しなかった。
代わりに、Switch向けの完全新作『ポケットモンスター Let’s Go！ピカチュウ・イーブイ』が2018年に発売され、シリーズの主軸はSwitchに移行しました。

 

 

3DSサービスの終了と影響

2024年4月9日、3DSのインターネットサービス（オンラインプレイやeショップ）が終了しました。
これにより、ポケモンバンクやポケムーバーの新規ダウンロードが不可能になり、サンムーンのオンライン機能（通信対戦や交換）も利用できなくなりました。
ただし、ポケモンバンク自体はオフラインで利用可能で、Switchへのポケモン転送は引き続きサポートされています。
この点については後述します。

 

 

サンムーンのポケモンをSwitchに連れて行く方法

 

サンムーンをSwitchで直接プレイすることはできませんが、アローラ地方で捕まえたポケモンをSwitchのポケモンシリーズに転送する方法があります。
その鍵となるのが、3DS向けの『ポケモンバンク』とSwitch/スマホ向けの『Pokémon HOME』です。
以下に、具体的な手順と注意点を解説します。

 

ポケモンバンクとPokémon HOMEとは

 

• ポケモンバンク：3DS向けのクラウドサービス。
  サンムーンや他の3DSポケモンソフト（X・Y、オメガルビー・アルファサファイアなど）のポケモンを最大3000匹預けられる。
  2023年3月以降、無料で利用可能。
  

 

• Pokémon HOME：Switchとスマホ向けのクラウドサービス。
  ポケモンバンクからポケモンを引き継ぎ、Switchのポケモンソフト（ソード・シールド、ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール、LEGENDS アルセウス、スカーレット・バイオレットなど）に転送可能。
  最大6000匹預けられるが、転送には有料のプレミアムプランが必要。
  

 

ポケモン転送の手順

ポケモンをサンムーンからSwitchのソフトに移動させる手順は以下の通りです。

 

 

 

1. 準備
   
   
   
   • 3DSにポケモンバンクがインストール済みであることを確認（eショップ終了後の新規DLは不可）。
     

    

   • SwitchまたはスマホにPokémon HOMEをインストールし、ニンテンドーアカウントと連携。
     

    

   • Pokémon HOMEのプレミアムプラン（有料）に加入。
     料金は1ヶ月196円、1年1960円など（2025年5月時点）。
     

    

   • ポケモンバンクとPokémon HOMEが同一のニンテンドーアカウントに紐づけられていることを確認。
     

    

 

2. サンムーンからポケモンバンクへ
   
   
   
   • 3DSでサンムーンを起動し、転送したいポケモンをボックスに整理。
     

    

   • ポケモンバンクを起動し、サンムーンからポケモンをバンクに預ける。
     

    

 

3. ポケモンバンクからPokémon HOMEへ
   
   
   
   • 3DSでポケモンバンクを起動し、「Pokémon HOMEへのひっこし」を選択。
     

    

   • 転送したいポケモンのボックスを選ぶ。
     

    

   • SwitchまたはスマホでPokémon HOMEを起動し、表示される「ひっこしパスワード」を3DSのポケモンバンクに入力（3分以内に完了）。
     

    

   • 転送が完了すると、ポケモンがHOMEに移動。
     

    

 

4. Pokémon HOMEからSwitchのソフトへ
   
   
   
   • SwitchでPokémon HOMEを起動し、転送したいポケモンを選択。
     

    

   • 対応するSwitchソフト（例：スカーレット・バイオレット）にポケモンを引き出す。
     

    

 

転送の注意点

ポケモン転送にはいくつかの重要な注意点があります。

 

 

• 一方通行：ポケモンバンクからPokémon HOMEに送ったポケモンは、3DSソフトやバンクには戻せません。
  送るポケモンは慎重に選びましょう。
  

 

• ポケモンバンクのDL必須：2023年3月のeショップ終了以降、ポケモンバンクの新規ダウンロードはできません。
  事前にインストール済みの場合のみ利用可能です。
  

 

• プレミアムプラン必須：ポケモンバンクからHOMEへの転送には、Pokémon HOMEの有料プラン加入が必須。
  無料プランでは転送機能が使えません。
  

 

• 対応ポケモンの制限：Switchの各ソフトには転送可能なポケモンに制限があります。
  例えば、『ソード・シールド』ではガラル図鑑に登場しないポケモンは対戦で使えない場合があります。
  事前に転送先ソフトの図鑑を確認しましょう。
  

 

Switchで楽しめるポケモンシリーズ：サンムーンの代替案

 

サンムーン自体はSwitchでプレイできませんが、Switchには魅力的なポケモンゲームが多数存在します。
アローラ地方の雰囲気やサンムーンの要素を楽しみたい方に向けて、おすすめのタイトルを紹介します。

 

ポケットモンスター ソード・シールド

 

• 発売日：2019年11月15日

 

• 特徴：ガラル地方を舞台にした第8世代のメインシリーズ。
  ダイマックスやワイルドエリアなど新要素が豊富。
  サンムーンのポケモン（例：ナッシーアローラのすがた、ソルガレオなど）をPokémon HOME経由で連れて行け、対戦や冒険で活躍可能。
  

 

• サンムーンとの共通点：ジムリーダーバトルやライバルとのストーリー展開が、サンムーンの「しまめぐり」に近い王道RPG感を提供。
  

 

• おすすめポイント：DLC「鎧の孤島」「冠雪原」でアローラポケモンや伝説ポケモンが多数登場。
  サンムーンファンに馴染み深いポケモンで遊びやすい。
  

 

ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

 

• 発売日：2021年11月19日

 

• 特徴：ニンテンドーDSの『ダイヤモンド・パール』のリメイク。
  シンオウ地方を舞台に、クラシックなポケモン体験を提供。
  サンムーンのポケモンをHOME経由で転送可能。
  

 

• サンムーンとの共通点：ジムリーダーやポケモンリーグといった伝統的なゲーム構造が、サン・ムーンのストーリーと似た安心感を提供。
  

 

• おすすめポイント：グラフィックが現代的で、初心者からベテランまで楽しめる。
  サンムーンのポケモンを使ってシンオウ地方を冒険する新鮮な体験が可能。
  

 

ポケットモンスター LEGENDS アルセウス

 

• 発売日：2022年1月28日

 

• 特徴：ヒスイ地方（シンオウの過去）を舞台にしたアクションRPG。
  オープンワールド風の探索やポケモン捕獲が特徴。
  サンムーンのポケモン転送に対応。
  

 

• サンムーンとの共通点：ポケモンライド（サンムーンの「ポケモンライド」に似た移動システム）や、ストーリー重視の冒険がサンムーンの雰囲気を彷彿とさせる。
  

 

• おすすめポイント：サンムーンのポケモンライド好きなら、ヒスイ地方でのライド体験が新鮮。
  サンムーンのポケモンでヒスイを探索する楽しさが魅力。
  

 

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット

 

• 発売日：2022年11月18日

 

• 特徴：パルデア地方を舞台にしたオープンワールドRPG。
  自由度の高い探索やテラスタルが特徴。
  サンムーンのポケモン転送に対応（一部制限あり）。
  

 

• サンムーンとの共通点：南国風のパルデア地方はアローラを連想させる。
  ストーリーの多様性やキャラの魅力がサンムーンファンに響く。
  

 

• おすすめポイント：DLC「ゼロの秘宝」でアローラポケモンや新要素が追加。
  サンムーンのポケモンを使ってパルデアを冒険する喜びは格別。
  

 

サン�ムーンの魅力をSwitchで再現する方法

 

サンムーンの直接的なプレイは難しいですが、その魅力をSwitchで再現するアイデアをいくつか提案します。

 

アローラポケモンでパーティを組む

サンムーンで愛用したポケモン（例：モクロー、ルナアーラ、ナッシーアローラのすがた）をPokémon HOME経由でSwitchのソフトに転送し、アローラ地方をイメージしたパーティを組みましょう。
『スカーレット・バイオレット』のオープンワールドや『ソード・シールド』のワイルドエリアで、アローラポケモンと新たな冒険を楽しむことができます。

 

 

ポケモンライドを彷彿とさせる遊び方

サンムーンの「ポケモンライド」は、ケンタロスやラプラスに乗って移動する爽快感が魅力でした。
『LEGENDS アルセウス』のライドシステムや『スカーレット・バイオレット』のコライドン・ミライドンでのダッシュは、ポケモンライドに近い体験を提供します。
これらのタイトルで広大なマップを駆け巡り、サンムーンの移動の楽しさを再現しましょう。

 

 

リーリエやハウを思い出すストーリー

サンムーンのキャラ（リーリエ、ハウ、ククイ博士など）の魅力は、ストーリーの大きな要素でした。
『スカーレット・バイオレット』のキャラ（ネモ、ペパー、オモダカなど）や『ソード・シールド』のホップは、サンムーンのような人間ドラマを提供。
ストーリー重視のプレイで、サンムーンの感動を追体験できます。

 

 

サンムーンを今からプレイする方法

 

Switchでサンムーンをプレイすることはできませんが、3DSを持っているなら今からでもサンムーンを楽しむ方法があります。

 

中古ソフトの購入

サンムーンやウルトラサン・ウルトラムーンの中古ソフトは、オンラインショップやゲーム専門店で購入可能です。
価格は1000円～3000円程度（2025年5月時点）。
パッケージ版とダウンロード版がありますが、eショップ終了後はパッケージ版が主流です。
購入時はソフトの状態（傷や動作確認）を確認しましょう。

 

 

3DS本体を入手

3DS本体も中古市場で入手可能です。
New ニンテンドー3DS LLや2DS LLは、快適なプレイにおすすめ。
価格は8000円～1万5000円程度。
バッテリー状態や付属品（充電器など）を確認して購入しましょう。

 

 

オフラインプレイの注意

3DSのインターネットサービス終了により、通信対戦や交換はできませんが、ストーリーやポケモン捕獲、しまめぐりはオフラインで問題なく楽しめます。
ポケモンバンクを使ってポケモンをSwitchに転送することも可能です。

 

 

ポケモンシリーズの未来：Switchでの展開

 

ポケモンシリーズはSwitchを主戦場とし、今後も新作やリメイクが期待されます。
サンムーンのリマスターは未発表ですが、過去のリメイク（『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』など）から、将来的にアローラ地方が再登場する可能性はゼロではありません。

 

次世代ハード「Switch 2」の影響

2025年に噂される「Nintendo Switch 2」の登場により、ポケモンシリーズはさらなる進化が予想されます。
サンムーンのような過去作のリマスターが次世代機向けに検討される可能性も。
ポケモンバンクやHOMEの互換性も継続される見込みで、サンムーンのポケモンを次世代で使う道は残されています。

 

 

サンムーンファンへの希望

サンムーンのアローラ地方は、DLCやスピンオフで再登場する可能性があります。
『ソード・シールド』のDLCでアローラポケモンが多数登場したように、将来のタイトルでアローラをテーマにしたコンテンツが追加されるかもしれません。
ポケモンカンパニーの動向に注目です。

 

 

結論：サンムーンの思い出をSwitchで輝かせる

 

『ポケットモンスター サン・ムーン』をNintendo Switchで直接プレイすることはできませんが、ポケモンバンクとPokémon HOMEを使えば、アローラのポケモンをSwitchの冒険に連れて行くことが可能です。
さらに、『ソード・シールド』『LEGENDS アルセウス』『スカーレット・バイオレット』といったSwitchのポケモンゲームは、サンムーンの魅力を引き継ぐ要素を多く含んでいます。

 

3DSを持っているなら、中古のサンムーンでアローラ地方を再訪するのもおすすめ。
Switchを持っているなら、アローラポケモンを使った新たな冒険を始めてみましょう。
サンムーンの思い出は、形を変えてSwitchで輝き続けます！
あなたはサンムーンのどんな要素が好きでしたか？