「Nintendo Switch Sports(ニンテンドー スイッチ スポーツ)」は、あの社会現象を巻き起こした『Wii Sports』シリーズの流れをくむ最新作として発売されました。
しかし、インターネット上では「つまらない」「すぐに飽きた」「過疎ってる」といった、ネガティブな意見も散見されます。
本記事では、実際に購入したユーザーのリアルな口コミや、前作『Wii Sports』との比較を徹底的に検証し、「スイッチスポーツは本当に買って後悔するゲームなのか?」という疑問に、明確な結論を出します。
購入前に知っておきたい中古価格やダウンロード版の有無、そして今後の追加種目の可能性についても詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
「スイッチスポーツはつまらない」という声が上がる背景には、主に3つの理由が考えられます。一つは、『Wii Sports』シリーズに対する期待値が高すぎたこと、二つ目は収録種目の少なさ、そして三つ目は操作感の違いです。
『Wii Sports』の最大の魅力は、Wiiリモコンを振るだけで誰もが直感的に遊べるシンプルさにありました。スイッチスポーツもJoy-Conを振る体感操作は踏襲していますが、一部のユーザーからは「操作の判定が厳しくなった」「Wii Sportsのような気持ち良さがない」という意見が見られます。
Wii Sports世代なので期待して買ったけど、全体的に動きがシビアになった気がする。特にバドミントンは、Wiiのテニスみたいな爽快感があまり感じられなくてちょっと残念だったかな。
「スイッチスポーツはすぐに飽きる」という意見も無視できません。その主な原因は、初期の収録種目の少なさと、一人で遊べるモードのバリエーション不足です。
本作が『Wii Sports』から大きく進化した点の一つが、本格的なオンライン対戦「プロリーグ」が導入されたことです。これにより、世界中のプレイヤーと実力を競い合い、ランクアップを目指すという明確な目標が生まれ、ゲームに継続性が付与されました。
遊び方 | 飽きやすさ | 継続要素 |
家族・友人とローカル対戦 | ★★★★★(最高) | その場での盛り上がり、パーティゲームとして最強 |
一人でCPU戦 | ★★☆☆☆(低め) | 練習にはなるが、すぐにマンネリ化しやすい |
一人でオンライン「プロリーグ」 | ★★★★☆(高め) | ランクアップ目標、対人戦の緊張感、カスタマイズアイテム収集 |
オンライン対戦がメインとなるゲームにおいて、「過疎」は最も致命的な懸念点です。しかし、結論から言えば、発売から時間が経過した現在でも、マッチングに困るほどの「過疎」状態にはなっていません。
もちろん、発売当初の熱狂的なブーム時と比べると、プレイヤー数は落ち着いています。特に深夜や早朝の平日などはマッチングに時間がかかることもありますが、ゴールデンタイム(夕方から夜、週末)であれば、基本的にほとんどの種目で数秒から数十秒でマッチングが成立します。
オンライン対戦の活発な種目としては、やはり老若男女問わず人気の「ボウリング」や、シンプルで熱中しやすい「バドミントン」が特に盛んです。逆に、操作に慣れが必要な「チャンバラ」や「サッカー」は、他の種目よりはプレイヤー数が少ない傾向にあります。
『Wii Sports Resort』で人気の高かった「卓球」が、スイッチスポーツに収録されていないことは、古くからのファンにとって大きな失望ポイントの一つです。
スイッチスポーツでは、卓球に代わるラケット競技として「バドミントン」が採用されました。卓球が高速で精密なラケット操作を要求するのに対し、バドミントンは「スマッシュの爽快感」と「ドロップショットの駆け引き」に重点が置かれています。
卓球ファンにとっては物足りなさが残るかもしれませんが、バドミントンもJoy-Conの直感的なスイング操作と、シャトルを打ち返すタイミングの奥深さがあり、一度熱中すると止められない中毒性を持っています。卓球の高速ラリーを期待していた方は、少し違うゲーム性として受け入れる必要があります。
スイッチスポーツの初期収録種目は6種類(ボウリング、バドミントン、バレーボール、サッカー、チャンバラ、テニス)でしたが、後に無料アップデートで「ゴルフ」が追加され、現在は合計7種目です。これは『Wii Sports Resort』の12種目、『Wii Sports』の5種目と比較してどうでしょうか?
タイトル | 初期種目数 | 特徴的な種目 |
Wii Sports | 5種目 | テニス、野球、ボウリング |
Wii Sports Resort | 12種目 | 卓球、バスケ、チャンバラ、ゴルフ |
Nintendo Switch Sports | 7種目(初期6+ゴルフ) | バドミントン、バレーボール、サッカー(本格化) |
しかし、やはり多種多様なミニゲーム感覚で遊びたい人や、Wii Sportsでおなじみの野球やバスケを期待していた人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。特にローカルプレイで飽きずに遊び続けたい場合は、対戦相手の存在が必須となります。
前述の通り、多くのファンが熱望していた「野球」と「バスケ」は、スイッチスポーツには収録されていません。
なぜ、国民的ブームを巻き起こした『Wii Sports』の看板種目であった野球とバスケが収録されなかったのでしょうか?
現時点では、野球やバスケの追加に関する公式情報はありません。もしこれらの種目が追加されるとすれば、それは大規模な有料DLC(ダウンロードコンテンツ)として提供される可能性が高いと予想されます。今後の発表に期待しつつ、現在は収録されている種目を極めるのが最善の楽しみ方と言えるでしょう。
スイッチスポーツを快適に遊ぶために、必ず必要なものと、種目によっては必要になるものがあります。
まず、すべての種目を遊ぶために、Nintendo Switch本体とJoy-Conが最低2本(2人プレイ時)は必要です。Joy-Conはコントローラーとして、また動きを感知するセンサーとして機能します。
もう一つ重要なのが「レッグバンド」です。これは、特定の種目(サッカーのシュート操作など)で足の動きを検知するために必要となります。
レッグバンドは、パッケージ版には必ず同梱されています。一方で、ダウンロード版にはレッグバンドは付属していないため、既に持っているか、別途購入する必要があります。
スイッチスポーツの購入を検討する際、コストパフォーマンスは重要な判断基準です。パッケージ版とダウンロード版、中古品と新品の価格を比較し、最もお得な購入方法を解説します。
中古のパッケージ版は、発売から時間が経過していることもあり、新品定価よりも安価に手に入りやすい傾向があります。ただし、価格は時期や店舗によって変動します。
中古価格のメリット・デメリット
購入方法 | メリット | デメリット |
新品パッケージ版 | レッグバンド同梱、売却可能 | 定価購入となる |
中古パッケージ版 | 新品より安価、売却可能 | レッグバンドの有無や状態を確認する必要がある |
ダウンロード版 | いつでも遊べる、ソフト入れ替え不要 | レッグバンドは別売り、売却不可 |
ここまで「スイッチスポーツはつまらない?」という疑問に対し、あらゆる角度から検証してきました。最終的な結論は、「遊び方と期待値を調整すれば、非常に面白いゲームである」ということです。
もし、あなたが「体を動かして人と熱い勝負をしたい」「アバターを可愛くカスタマイズしたい」という願望を持っているなら、今からでもスイッチスポーツの購入を強くおすすめします。
購入の際は、ぜひ中古価格やレッグバンドの有無を比較検討してみてください。
この記事を読んで思ったこと、ぜひ感想やツッコミがあれば自由に以下よりシェアしてください!