発売前から世界中のファンが待ち望んだ、フロム・ソフトウェアの金字塔『エルデンリング』の超大型DLC『SHADOW OF THE ERDTREE(影の地)』。
広大な新エリア、圧倒的なボリューム、そして新たな物語は、多くのプレイヤーを魅了しました。しかし、その一方で、「本編よりつまらない」「難易度が理不尽すぎる」といったネガティブな意見がSNSやレビューサイトで飛び交っているのも事実です。
一体なぜ、これほどまでに評価が割れているのでしょうか?
本記事では、DLC「影の地」を徹底的にプレイした上で、「つまらない」「理不尽」と感じてしまう真の理由を、指定の見出しキーワードを元に深掘りします。そして、その評価を乗り越え、DLCを最大限に楽しむための具体的な攻略法まで解説していきます。
これからDLCを始める方、途中で挫折しそうになっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
キーワードの通り、「DLC つまらない」という声は確かに存在します。この意見の背景には、いくつかの要因が絡み合っています。
まず、一つは本編の完成度が高すぎたことです。本編『エルデンリング』は、オープンワールドというジャンルに「ソウルライク」の要素を完璧に融合させ、ゲーム史に残る傑作となりました。この途方もない期待値を超えられなかったと感じるプレイヤーがいるのは自然なことです。
次に、DLC独自の**「影の地の祝福」システム**への戸惑いです。本編でレベルを極限まで上げていたベテランプレイヤーであっても、このDLC専用の成長要素を無視すると、序盤から文字通り「歯が立たない」難易度に直面します。この「強制的なリセット」とも取れるシステムに対し、「ただただ面倒くさい作業を強いられている」と感じてしまい、「つまらない」という感情に繋がっているのです。
探索の楽しみはそのままに、この「強さの調整」に納得できないプレイヤー層が一定数いるため、評価が二分される結果となっています。
Steamなどのレビューサイトでは、発売直後からDLCに対する「Mixed(賛否両論)」評価が目立ちました。これは、DLCの品質が低いというよりも、事前の期待値と実際のゲーム体験のギャップ、そして後述する極端な難易度に起因しています。
「過大評価」という言葉が飛び交うこともありますが、これはDLC自体の内容というより、プレイヤー側の「本編の難易度と同じ感覚で遊べるだろう」という甘い予測が裏切られた結果と言えます。フロム・ソフトウェアのDLCは、常に本編の終盤を上回る難易度で提供されてきました。しかし、今回はそれがDLC専用の成長システムと結びつき、より強烈に感じられています。
評価が割れる主な要因 | 内容 |
難易度の壁 | DLC専用の強化アイテムを集めないと本編カンストレベルでも歯が立たない。 |
探索の単調さ | 影の地の祝福集めがメインの作業となり、探索が義務的に感じられる。 |
ボス戦の苛烈さ | 一部のボスが過去作と比較しても群を抜いて苛烈な攻撃パターンを持つ。 |
DLCの難易度は、多くのプレイヤーが口にする「理不尽」というキーワードの核心です。特に序盤のボスや、フィールドの雑魚敵でさえ、本編のラスボス級かそれ以上の攻撃力と体力を持っています。
しかし、ここで言う「理不尽」は、単に敵が強いということだけではありません。
理不尽と感じる最大の理由は、DLC専用の強化アイテム**「影の樹の加護」と「霊灰」**を集めないと、キャラクターの性能が著しく制限される点にあります。このシステムは、プレイヤーの慣れや技術だけでなく、「探索してアイテムを見つける」という作業量を難易度の決定要因に加えています。
つまり、本編でどれだけ最強のビルドを組んでいても、DLCに入ってすぐに最強でいられるわけではない。この仕組みが「理不尽」というネガティブな感情を生み出しているのです。フロムゲー特有の「死んで覚えろ」という要素に加え、「アイテムを集めないと話にならない」という新しいハードルが加わった、と解釈できます。
理不尽に感じるのは、あなたの腕が悪いからではありません! DLCの難易度は、プレイヤーのレベルではなく、影の樹の加護の収集量で調整されるため、まずは探索に専念することが攻略の鍵となります。
「DLC 敵だけ楽しそう」という表現は、DLCの敵デザインの秀逸さを皮肉ったものです。フロム・ソフトウェアは、DLCにおいて常に既存の敵のモーションを大幅に強化したり、全く新しい驚くべき行動パターンを持つ敵を導入してきました。
『影の地』の敵は、その動きが非常にアグレッシブで多彩です。連携攻撃、予測不可能なフェイント、そして隙の少ない連続攻撃...。敵のデザイナーは、最高の格闘ゲームを作っているかのように、敵キャラクターの動きを練り上げているように感じられます。
一方で、プレイヤー側は「dlc 硬すぎ」問題に直面します。敵の体力が異常に高く、与えるダメージが少ないため、戦闘時間が長期化しやすいのです。特にマルチプレイヤーを想定したような体力設定のボスが多く、ソロで戦うプレイヤーにとっては、ミスが許されない緊張感のある戦闘が長々と続くことになります。
敵の「硬さ」は、DLC専用の強化アイテム「影の樹の加護」が不足していることの裏返しです。アイテムを最大まで集めれば、敵はそれほど硬く感じなくなります。
「レベル上げ つまらない」という意見は、主にDLC専用の成長システム**「影の地の祝福」**と、その収集方法に対するものです。
本編のレベル上げは「ルーン稼ぎ」であり、強力な敵を倒したり、特定のエリアを周回したりすることで、経験値とアイテムを同時に獲得できる楽しみがありました。
しかし、DLCでは、レベルアップの効率に直結する影の樹の加護は、特定の場所に固定で配置されたアイテムであり、ルーンのように敵を倒してドロップするわけではありません。つまり、探索以外の方法ではキャラクターの性能を上げることができないのです。このため、強くなるためには「ひたすらマップを隅々まで回り、アイテムを探す」という作業が必要になります。
マップ探索自体は楽しい要素ですが、「見つけなければ強くならない」という義務感に縛られると、それが「つまらない作業」に変わってしまいます。特に、本編のレベル上げで時間を費やしたプレイヤーほど、この強制的な周回と探索に飽きを感じやすい傾向にあります。
新しいエリアを歩くのはワクワクするけど、敵が強すぎて探索どころじゃないのが辛い。強くなるために探し物をする、というループにいつの間にか飽きてしまって、途中で放置してしまいました...。
「DLC 飽きた」と感じてしまうプレイヤーには、いくつかの共通点が見られます。
【注意】「影の地の祝福」集めを放棄して、本編のゴリ押しレベルだけで強引に進もうとすると、間違いなく「理不尽」で「飽きた」と感じてしまい、DLCの真髄を楽しむことができません。
「つまらない」「理不尽」といった不満を解消し、DLC「影の地」を最大限に楽しむための具体的な攻略法をご紹介します。これは、DLCのシステムを理解し、それに適応することが最も重要です。
最重要事項は、何よりも「影の樹の加護」を徹底的に集めることです。これを怠ると、本編でどれだけレベルを上げていても、DLCでは全く機能しません。
ゲームの序盤はボスを倒すことよりも、加護の集積を目的とした探索に徹しましょう。加護の欠片は、特定の敵を倒した時や、壊れた像の近く、教会の跡地などに多く隠されています。マップの霧が晴れたら、まずは祝福周辺を徹底的に探索するのが吉です。
「DLC 敵だけ楽しそう」と感じるなら、プレイヤー側も新しい「遊び」を取り入れるべきです。DLCでは、新しいビルドの可能性を広げる魅力的な新武器や戦技が多数追加されています。
既存の最強ビルドに固執せず、DLCで手に入れた新しい武器を試してみましょう。特に、敵のモーションを崩しやすい戦技や、炎上などの状態異常を付与しやすい武器は、硬い敵に対して有効です。
一部のボスは、明らかにマルチプレイを前提とした体力・攻撃力設定になっています。ソロでの突破にこだわりすぎて「理不尽」で「飽きた」と感じるくらいなら、マルチプレイを積極的に利用しましょう。
エルデンリングのDLC『SHADOW OF THE ERDTREE(影の地)』は、「つまらない」という声も聞かれますが、それは過去作にはなかった新たな難易度調整システム「影の地の祝福」に起因するものがほとんどです。
このDLCは、決して「過大評価」された失敗作ではありません。むしろ、従来のフロムゲーの常識を覆し、全プレイヤーに対して新鮮な探索と成長のプロセスを再定義しようとした意欲作と言えます。
DLCの真の評価は、「つまらない」「理不尽」という第一印象の壁を乗り越え、影の樹の加護をしっかりと集めた先に待っています。もし今、あなたが挫折しそうになっているなら、この記事を参考に探索と新ビルドの試行に注力し、影の地の核心にある圧倒的な体験をぜひ味わってみてください。
本編でレベルカンストしているのにDLCの敵に勝てないのはなぜ?
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