オープンワールドゲームの最高峰として、世界中で絶賛され続けている『レッドデッドリデンプション2(Red Dead Redemption 2, RDR2)』。
「神ゲー」と称される一方で、「ゲームテンポが悪くてつまらない」「操作が難しくてイライラする」といった意見も耳にします。これほど評価が二分される作品も珍しいかもしれません。
この記事では、RDR2をプレイした多くのユーザーの意見や、ゲームシステムを徹底的に分析し、「RDR2は本当に面白くないのか?」という疑問に真っ向から答えます。
これからRDR2を始めたいと思っている方、途中で挫折してしまった方は、ぜひ最後まで読んで、西部開拓時代の広大な世界を最大限に楽しむヒントを見つけてください!
「レッドデッドリデンプション2」がつまらないと感じてしまう人の多くは、その「没入感を高めるためのリアルさ」が原因だと指摘します。
このゲームは、単にミッションをクリアしていくだけのゲームではありません。主人公アーサー・モーガンの生活、そして滅びゆく西部開拓時代を追体験することに重きが置かれています。そのため、他のオープンワールドゲームに比べて「手間」が多く感じるのです。
RDR2が「つまらない」と言われる主な理由
RDR2の最も大きな賛否両論のポイントは、その「操作感」にあります。
馬に乗る、物を拾う、宝箱を開けるといった動作一つ一つに、現実世界のような時間がかかります。これが「もっさりしている」「イライラする」という意見につながります。
慣れが必要なRDR2の操作感他のゲームであればボタン一つで完了する動作が、RDR2ではボタン長押しや複数の操作を要求されることが多く、特に戦闘中のカバーアクションや武器の出し入れに戸惑うプレイヤーは多いです。
また、広大なマップを移動する際にも、以下のような「めんどくさい」と感じる要素があります。
これらの要素は、西部開拓者としての生活を忠実に再現するためのものですが、ゲームをテンポ良く進めたい人にとっては大きな壁となるでしょう。
これらの要素は、アーサーと愛馬の絆を深めるロールプレイング要素と捉えると、途端に楽しさに変わります。移動そのものを楽しむ旅人になりきることが、RDR2の最大の楽しみ方です。
RDR2のストーリーは、ヴァン・デル・リンデギャングが雪山に閉じ込められるところから始まります。この雪山パート(チャプター1)は、しばしば「つまらない」と批判される原因の一つです。
雪山パートでは、吹雪の中をゆっくりと進むしかなく、行動範囲も大きく制限されます。ゲームシステムを覚えるためのチュートリアル的な要素が強いのですが、以下のような不満点があります。
広大なオープンワールドを期待して始めたプレイヤーにとって、この窮屈な「雪山」でのスタートは、大きなギャップを生みます。
しかし、この雪山パートは、物語上極めて重要です。
雪山パートの役割
RDR2の評価を語る上で欠かせないのが、お笑い芸人の有吉弘行さんです。熱心なゲーマーとして知られる有吉さんが、このRDR2を「神ゲー」として熱烈に絶賛したことは、多くのゲームファンの間で話題になりました。
「最初は面倒くさいと思ったけど、ちょっと進んだらもうダメだったね。こんなに人生に影響与えるゲームないよ。クリアするのが怖くなるレベル。」
RDR2の評価が高い最大の理由は、その壮大で人間ドラマに溢れたストーリーです。主人公アーサー・モーガンが、時代の変化の中で、仲間、家族、そして自らの生き方と向き合う姿は、プレイヤーの心に深く刺さります。
美しいグラフィック、丁寧な描写、練り込まれたキャラクター設定の全てが合わさり、ただのゲームではなく、まるで一本の映画を見ているかのような感動を与えてくれます。
RDR2は「面白すぎる」と言われるポイント
「ストーリーが長い」「やることが多すぎて飽きる」と感じる方へ、RDR2を最大限に楽しむためのヒントをご紹介します。
このゲームは、効率を求めてサクサク進めるゲームではありません。むしろ、「寄り道」こそが最高のコンテンツです。
「今日は何をしよう?」とアーサーになりきって生活をすることが、このゲームの正しい楽しみ方です。
メインミッションの進行を一旦止め、アーサーとして気ままな生活を送ってみてください。その過程で出会う、通りすがりの人々との会話や、絶景との出会いが、RDR2の評価を確固たるものにしています。
前作『レッドデッドリデンプション』をプレイ済みのファンにとって、「2」の面白さの方向性が変わったと感じることもあります。「1」と「2」は、目指したゲーム体験が異なります。
項目 | RDR1 | RDR2 |
物語の位置づけ | 主人公ジョン・マーストンの「復讐と償い」を描く | ジョンとその家族の「前日譚(プリクエル)」 |
ゲーム性 | 爽快感重視、アーケード寄りのアクション | 没入感重視、リアルで重厚なロールプレイング |
操作性 | 比較的シンプルで快適 | 複雑で、意図的に「もっさり」させている |
世界観 | 西部劇のカッコよさが際立つ | 西部開拓時代の「終焉」の哀愁が漂う |
結論:どちらも名作だが体験の質が違う
RDR2がどれほどの傑作なのかは、客観的なデータからも明らかです。
RDR2は、世界中のレビューを平均した指標である「メタスコア(Metascore)」において、驚異の97点(PS4版・Xbox One版)を獲得しています。これは、ゲーム史上の最高傑作たちと並ぶ評価です。
メタスコアとは:世界中のゲームメディアのレビューを点数化し、平均値を算出したスコアです。90点以上は「Universal Acclaim(普遍的な絶賛)」とされます。
RDR2は非常にボリューミーなゲームです。「飽きる」と感じる前に、どれくらいの時間がかかるのかを知っておきましょう。
プレイスタイル | 目安時間 |
メインストーリーのみ | 約50〜60時間 |
サイドミッションも進行 | 約100〜150時間 |
やり込み(100%達成) | 200時間以上 |
長時間のプレイに備える!ストーリーが長いため、焦らず、自分のペースで進めることが重要です。「早くクリアしなければ」という意識は、RDR2の楽しみを半減させてしまう可能性があります。
結論として、レッドデッドリデンプション2は「万人に快適なゲーム」ではありませんが、「ゲーム史に残る傑作」です。
RDR2はつまらない?
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