子供の身長を伸ばす方法※小学生・中学生の親御さんへ

この記事では短期間でお子さんの身長を伸ばすメカニズムをすべて包み隠さずお教えします。

 

誰にでも当てはまる事なので、特に小さいお子さんをお持ちのお父さん、お母さんにはしっかり読んでいただきたいと思います。

 

身長が低いと、どうしても足が短くなり、身長が高い人は男女とも足がスラっと長い人が多いですよね?
そうなんです!身長に比例して足の長さが決まります。

 

身長が低いけど足が長い人なんてそうはいません。(笑)
誰もが憧れる理想的な体型には身長が高い事が一番ではないでしょうか?

 

身長はある特定の時期に急激に伸びます。
それは皆さんのご存知の通り、成長期です。

 

この成長期は人それぞれ個人差があり、小学生の早い時期に伸びる子もいれば高校生になって伸びる子もいます。
しかも一生に一度しかない為、この時期を逃すと文字通り一生の不覚となります。

 

この成長期に身長をしっかり伸ばしてあげないと後で手術以外で伸ばすのはハッキリ言って無理です。だから、成長期の見極めは大切です。

 

このレポートでは成長期の時期も分かるようにお伝えします。

 

私が少年野球の監督をしていた時に実際に行った実践記をレポートにまとめました。
不思議なメカニズムですが分かれば実行に移しやすい為、是非実行してみてください。
夏休みの 40 日間で小学 5〜6 年生 13 人の子供たちの身長をを9cm〜15cm 伸ばした具体的な方法をお教えします。

 

第1章 成長期

一般的に成長期とは、思春期を迎えた後の 3〜4 年間の事を言います。

 

・女子で小学校高学年〜中学生
・男子で中学生〜高校生の頃だと言われています。

 

成長期は身長が急激に伸び、この時期の 3〜4 年間で男子は 20〜32 センチ、女子は 12〜25 センチ身長が伸びます。
それを 40 日間で 9〜15cm です!!

 

(1) 思春期

児童期から青年期への移行期。もしくは青年期の前半。
第二次性徴が現れ、異性への関心が高まる年頃。11〜12歳から16〜17歳頃をいう。
辞書などにはこのように書かれていて具体的には分かりません。

 

しかし、身長が伸びるメカニズムを調べていた大学教授が100人以上のサンプルを綿密に調べた結果、ある特徴があることに気づきました。

 

成長期に入る前年は1年間で身長が1〜3cm しか伸びない!
このことから、個人差があり特定が難しかった成長期の時期を個人個人、的確に知ることが出来ます。
毎年3月もしくは4月に学校で身体測定があります。

 

また、通信簿にも身長や体重などのデータが書かれています。
前年の1年間の身長の伸び方に注目して下さい。
毎年6cm 前後伸びていた身長があれ?伸びてない!と思ったらその年から3年間が成長期です。

 

第2章 成長期に伸ばす

この成長期に毎年夏休みの間だけ目一杯身長を伸ばしてあげよう!
このように考えたのは理由があります。それは次のキーワードの成長ホルモンに関係していることです。

 

これもある大学教授がなぜ兄弟でも身長が高い子と低い子がいるのか?と身長のメカニズムに疑問を持ち、身長の高い人のグループと低い人のグループの共通点を探しました。

 

食事や運動、好きな食べ物、睡眠時間、就寝時間、起床時間、趣味、悩み、学業、成績、友人関係、・・・・その他、ありとあらゆる項目を調べあげたら、たった1つだけ身長の高いグループの共通点と低いグループの共通点が見つかりました。

 

しかも、これが全く矛盾しない結果だったのです。
身長が高いグループの共通点とは就寝時間が早いことでした。

 

身長の高いグループの成長期の頃の就寝時間は20〜21時であり、身長の低いグループの就寝時間は23時以降だという事実を発見しました。

 

身長の低いグループはなぜそんな時間に寝ていたのか調べたところ、身長の低いグループは悩みがあったり、家庭の事情などで早く眠れなかったとか、遅くまで勉強をしていたので早く眠れなかったなどと何らかの理由で就寝時間が遅かったことを突き止めました。

 

身長の高いグループはこぞって早い時間に眠っていました。昔から先人はこう言っています。
寝る子は育つ!!・・と(笑)

 

(1) 成長ホルモン

成長ホルモンには成長に関する作用と代謝をコントロールする作用がある。

(2) 成長に関する作用

主に IGF-1 を介して起こり、標的器官の細胞分裂を盛んにさせる。
骨の伸長 -- 幼児期に骨端の軟骨細胞の分裂・増殖を促し、骨を伸張させる。
筋肉の成長 -- 特定のアミノ酸の取り込みを促し、タンパク質合成を促進する。
成長ホルモンが直接作用する場合、IGF-1 を介す場合の両方がある。
他にもありますが、ここでは骨の伸長に関することだけ抜粋しました。

(3) 成長ホルモンを最も有効に使う

身長を伸ばすには骨を伸ばす事!
当たり前のことですが・・・(笑) ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!

 

では骨を伸ばすために最も有効に成長ホルモンを使うにはどうすればいいでしょうか?
それは、一日のうちで最も成長ホルモンが出ている時間帯に眠っているということなんです。

 

それと、日中に適度に日光に当たり運動することも必要です。

 

第3章 成長ホルモンを大量に出すには

ジャンプのような縦方向の運動が有効です。
バレーボールの選手やバスケットボールの選手で背の高い人が多いのはこの、縦方向の運動を繰り返していることも理由の1つに挙げられます。

 

幸い、子供たちは日中グランドで走り回ります。
夏ですからギラつく太陽の光を全身に浴びて、汗びっしょりになりながら野球をします。

 

脚力も鍛え、背も伸ばせる運動は無いものかと考えて実践させたのが、片足ケンケンです。
範囲は25m 正方形の中で、片足ケンケンをしながら鬼ごっこをさせます。

 

野球のホームベース、一塁ベース、二塁ベース、三塁ベースの内側だと思っていただければ結構です。
この中で5分間右足だけでケンケンをして鬼ごっこです。

 

5分たったら左足だけでケンケンをして鬼ごっこです。
または、塁間を片足ケンケンで何歩で行けるか記録を取ります。

 

一塁から二塁までを右足ケンケンで二塁から三塁までを左足ケンケンでそれぞれ何歩で行けるかを計ります。
するとどちらか片方が弱かったり、例えば右足ケンケンだと10歩なのに左足ケンケンだと12歩かかるなど身体のバランスも分かります。

 

ジャンプするし、脚力も鍛えて、バランス状態も分かるし、一石三鳥の片足ケンケンはかなりお勧めです。
子供たちは競争が大好きです。

 

何歩で行けるか計るよ!と言うだけで勝手に競争意識に火がつきます。
それぞれの学年や体格など違うのですから結果もまちまちです。

 

私は子供たちの記録をつけながら昨日より良くなってる場合には、『おっ!良くなっている!頑張ったね!』と少し大げさに褒めてあげます。

 

他の子供と比べるのじゃなく、その子の昨日と今日を比較するのです。
そうすれば落ちこぼれの子供は生まれません。ひとりひとりの頑張りを褒めました。

 

(1) 先に食事?それともお風呂?

子供の体格は十人十色です。
先に食事をとった方が良いのは少しポッチャリ体型の子供です。逆に少し痩せ気味の子供には先にお風呂に入るようにさせました。

 

これはなぜかというと、栄養の吸収率が違うということからそのようにしました。
先にお風呂に入ってから食事をすると吸収率が良くなるそうです。

 

逆に食事をしてからお風呂に入ると吸収率が下がるということなので、ポッチャリ君には先に食事を(笑)となったわけです。

 

もちろん各家庭で事情があると思いますが、背を伸ばすために夏休みの間だけという約束で協力をお願いしました。

 

子供たちが望むことでもありましたし、親心もあり、すべての家庭が喜んで協力してくれました。

 

ちなみに運動後30分以内の食事は吸収率が良くなるのでこの点も気をつけて下さい。

(2) 夕方から寝るまでにコップ1杯の牛乳

夕食時でも良いのですが、私は寝る前にコップ1杯の牛乳を飲むようにさせました。
牛乳は寝る前に飲むのが一番吸収率が良くて午前中が一番悪いそうです。

 

手軽に安価でカルシウムが摂れるので牛乳にしました。アレルギーがある子供の場合は小魚など、カルシウムが摂れる食材でお願いします。

(3) ビタミン D を摂る

日光に当たり運動をすれば体内でビタミン D が作られます。
だから、過剰摂取にならないように毎日梅干し1個を摂るようにさせました。

 

ビタミン D は骨にカルシウムを接着させる働きがあります。

 

第4章 以上のことを夏休みの40日間続けた結果

一日のスケジュールのおさらい

 

・日中に屋外で縦方向の運動をする
・ジャンプ系の運動(片足ケンケンなど)
・お風呂の入り方に注意する
・食事が先かお風呂が先か
・寝る前に牛乳を飲む
・コップ一杯の牛乳
・毎日梅干しを1個食べる
・これは朝昼晩いつでも良い
・夜9時前には寝付いている
・夜8時半までに布団に入る
・勉強やテレビは朝起きてから
・夜観たいテレビは録画して朝観る

 

13人の内訳

5年生3人 6年生10人
5年生はまだ成長期に入っていませんでしたが、それでも5年生の平均は9.5cm 身長が伸びました。

 

5-1 9cm
5-2 9.5cm
5-3 10cm
6年生については全員成長期に入っていました。

 

一番伸びてない子でも12.5cm 伸びました。
一番伸びた子は15cm 伸びました。
6年生の平均は13.5cm 身長が伸びました。
これが夏休みの40日間で起こった事です。ビックリでしょ?

 

■おわりに■

今の子供達を取り巻く環境は完全に夜型です。
塾などで帰宅時間が遅くなったり、スマホに夢中になったり夜遅くまで面白そうなテレビがある。
また、DVDや音楽などで時間が潰せる。
家族の帰りが遅いなどの家庭の事情もあります。

 

だけど、成長期は一生に一度で3〜4年間だと言われています。
この時期に身長を伸ばさなければ手術で足の骨を切断し、1年くらいかけて少しずつ伸ばすしか方法はないのです。

 

1年分の成長を40日間で伸ばしてあげると価値的だと思います。
ちなみに一番身長が伸びた6年生の男の子は夏休みが終わって2学期の最初の登校日にランドセルがきつくなっていたのでベルトを調節したそうです。

 

それもそのはず、その子の身長は175cm だったからです。(笑)
その後もぐんぐん成長し、195cm まで伸びました。

 

勉強と野球を両立し、高校野球ではピッチャーをして、プロ野球のピッチャーを数多く輩出している大学にも進み、某プロ野球のスカウトにも声をかけてもらったり、いろいろ可愛がってもらったそ
うです。
残念ながら勉強の方が楽しくなり野球は辞めてしまいましたが、本人が望めばプロ野球選手という可能性があっただけに、周りの大人達がガッカリしていたのがつい昨日のように思い出されます。

 

2学期が始まり一週間もしないうちに小学校の先生が自分を訪ねて来ました。
『少年野球をしてる子供たちだけがなんであんなに身長が伸びたんですか?、何か秘訣があるんでしょ?自分の子供が3年生と4年生でそろそろ成長期なので、その秘訣を是非教えて下さい。』ということでした。

 

さすがに学校の先生です。子供たちのことをよく見てるなぁ〜!と思いました。
うちの子は身長を伸ばしたくないからという理由で夜遅くまで起きていました。

 

本人の人生だし好きにさせました。結局170cm で成長が止まり、足が短いことを悔やんでいます。(笑)
身長を伸ばすというのは足を伸ばすのです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました