卓球のツッツキが上手くなる方法とコツ。ツッツキができない人へ。
私は20歳を過ぎてから卓球を始め、10年。
当初3年間はいろいろ大きな大会にも出させていただきました。
最近は主に小学校・中学校で指導させていただいています。
この記事では、そこで感じた初級者へのありがちな教え方ではなく、
ちょっと異端(私はこれが普通)。
だけど、役に立つ練習方法を紹介します。
何歳からはじめても楽しめる卓球です。
これさえ読めば今からはじめて、1年後にはそこの学校で、一番うまくなるのも
夢ではありません。
それではいってみましょう。。。
1 ツッツキの重要性
なぜ、最初にフォアハンド講座ではなく、ツッツキなのか?
卓球は回転を意識するスポーツです。
上回転・横回転・下回転・ナックルとありますが、
どの回転でも返球できるのがツッツキなのです。
ツッツキという言葉はなんかかっこ悪いですが、
万能の打ち方なのです。
ツッツキができれば、切れたサービスやストップレシーブができます。
それらを高度にブチ切り・チョイ切り・切らない・長い・ミドル・短い・高い・低いを
使い分けることでほぼ怖いものなしとなります。(人はそれをカットマンと呼ぶ)
これは、カットマン養成講座ではありませんので、
ツッツキの練習はどうすればいいのかをお話しましょう。
2 ツッツキの練習法(バック)
バックから練習しましょう。
その方が卓球をやる上で合理的です。
(試合はほぼバック対バックで始まります。)
まず絶対にしなければならないことは、
ペンでもシェークでもインパクト時にラケットの面が
真上に向いていること。
この癖をつけておくことが重要です。
イメージは、真上に向いた状態からラケットの
先端近くがネットの白線を越えるように、
相手に向かってこすりあげている状態です。
この時、腕は伸ばすのではなく、ひじから先で強インパクト。
擬音語で例えると、ガツーンではなく
ガツッという感じです。
ラケット面と自分の顔が近ければ近いほどいいです。
顔を近づける動作をすると、へっぴり腰にならず、
足が動いている証拠にもなります。
これらを必ず意識した練習をすることで、
間違いなく上達が早まります。
3 ツッツキの練習法(フォア)
フォアのツッツキですが、一度あなたの周りを観察してください。
台上の切れたボールに対して、ツッツキで対応している人は当然として、
台から出た切れたボールをツッツク人が何人いますか?
ドライブがうまい人は当然ドライブで対応しているでしょうが、
そうでない人は、ネットにかけてしまう人の方が多いのではないでしょうか。
実はフォアでツッツキをする人は案外少ないのです。
これにはもちろん理由があります。
バックよりも腕がぶれやすくて、安定がしないのと、
卓球経験を積んでいくと我流でもドライブができるので
(できていると思っている)
迷わず強打が選択されてしまうのです。
(なので、試合では勝てません)
余談ですが、
下回転のドライブは、ひざ・腰・腕をバランスよく使わないといけないので
かなりむずかしいですし、指導者が
「下回転を足を逆U字型にしてループしてみて」
こんな会話を練習時に聞いた人はほぼいないと思います。
なのでフォアのツッツキは重要です。
実際、やりにくいのですが、ほぼバックと同じです。
ラケット面は真上です。
顔をラケットに近づけます。
(この時ラケットが立っていたら
ラケットの淵に顔が当たるので近づけられません)
バックと違うのはひじをわき腹にくっつけるのです。
これでぶれることはありませんので安定します。
当然インパクトイメージはガツッという感じとなります。
(伸ばさないでください)
3 ツッツキの打球点
一般に打球点は、ボールの上がり際がよいのですが、
そこは気にせず、約束事を守りながらインパクトを大事にしましょう。
きっちりとしたインパクトを繰り返すことで、自分のタイミングを覚えてください。
初心者は、回転がわからないから初心者なんです。
たとえば練習で試合をしましょうとなった時に
間違いなくサーブがとれません。
落としたりオーバーしたり。
そして勝手に暗示にかかってしまうのです。
レシーブできない。。。
しかし、ツッツキをしていれば、少なくとも下回転はレシーブできるのです。
そして上回転がきても、 “ガツッ”と切れば上がってしまいますが、
下回転が入っていますので、案外入るものなのです。
「上がってしまうから打たれる」
このように思われる方はいっぱいおられますが、
まず相手のコートに入れなければ何も始まらないことを忘れずに!
回転を見るために、ピン球に色を塗って練習するのもいいでしょう。
きっちりと下回転がかかっているかを確認することできます。
まずは、実践あるのみです。