ギター初心者のための基本と上達のコツ

・ギター初心者のための基本と上達のコツ

 

私はギター歴27年、現在41歳のアマチュアロックギタリストであります。

 

中学生の時、ディープ・パープルのリッチー・ブラックモアに憧れてギターを始めまして、現在は広島でオリジナルのハードロック・ポップスのバンドをやってます。

 

まあ、27年もバンド活動でギターを弾いていると、若い人達がそれなりに教えを請いにやって来たりするわけです。

 

で、そういった経験上のお話を参考までにさせて頂きます。

 

そんな中の1つに、

 

「お、こいつは上達が早いな」

 

と思う人間もいれば、

 

「全然上手くならんなぁ・・・」

 

という人間もいるということ。
では、上達する人としない人、何が違うのでしょうか?
上手くなるためにはどういった事が必要なのでしょうか?

 

あくまでも、私の自分の経験や、見てきたたくさんの若い人たち、
そして独断と偏見によるものであり、これが全て正しいとは言い切れないので、そのあたりはおおらかな気持ちで読んでちょーだいね(汗)

 

まず、今までで一番多く質問されたことですが、

 

「1日にどのくらい練習すればいいのか?」
について。

 

もちろん、毎日1時間しか練習しない人と4,5時間練習する人では上達に差が出ます。

 

そりゃ当たり前でしょうね。誰でもわかります。
しかし、その練習内容は非常に重要です。

 

でも、よく「中身が濃い練習をしろ」
って言われるけど、中身が濃いってどういった練習なんだろ?

 

まずはそこからですよ。
だって、

 

こういう練習したら短期間で上手くなったっていう経験がない人にとっては、どういった練習が中身が濃くて効率的な練習なのかがわかんないわけでしょ?

 

では、経験+独断と偏見で答えをいうと、上達が早い人は、

 

「出来るまで練習する」

 

これにつきます。

 

例えばわずか1小節の短いフレーズでも、指使いが難しくてすぐには出来なくても、ひたすらそれを出来るようになるまで何時間でも繰り返して練習するんです。

 

ひたすら・・・・
出来るようになるまで!
狂ったように!

 

その日の内に出来なかったら、次の日もひたすらそのフレーズを練習するんです。

 

出来るようになるまで何日かかっても!
決して「ま、これは出来なくてもいいか・・・」
と諦めないんですね。

 

で、少しずつなんとなく出来るようになりかけて、
今まであれだけ難しくて出来なかったのに、やがて「あっ、出来た!」となります。

 

指を思った通りに動かせるようになるには、脳の中の、指を動かす神経が繋がってないと指は思ったようには動いてくれません。

 

最初は出来ない動きでも、それをやろうと練習している内に、その指を動かす神経が発達して成長し、最後には繋がるんです。

 

神経が繋がった時、その時が「弾けた!」って事になるんですね。

 

これって、どんなことでも一緒ですよね。

 

最初は箸を上手く使えなくても、「箸が使えなければご飯が食べられない!」と思って毎日練習してれば、そのうち箸が上手く使えるようになる。

 

車の運転だって、最初はクラッチの感覚とかわからなくてエンスト繰り返していても、そのうち余裕で発進できたり、カーブの状況に合わせてギアも自然に入れることが出来るようになりますよね。

 

F1レーサーだってそれは一緒なんです。
誰でも最初は初心者。です。
スポーツでも、日常生活でも、仕事でも、みんな経験している事です。

 

同じ原理です。ギターの練習も。
では、上手くならない人はどうなのか?
上手くならない人は、途中で諦めてしまう人なんです。

 

箸が使えない・・・ま、いいか、スプーンやフォークで食べようって思う人です。

 

そのフレーズが弾けるようになるのを諦めてしまった瞬間から、指を動かす神経は発達を止めます。
そして時間と共に、元の状態に戻ります。

 

あとちょっと練習すれば神経が繋がって弾けるようになるのに・・・
ってところで諦めてやめたら、当然今まで費やした時間は全て水の泡です。

 

時間が経つにつれ、またその神経は元の状態に逆戻り。
車の免許も一緒で、免許取っただけで何年も乗らなかったら久しぶりに乗った時、「あれ?あれ?」って状態になりますよね。

 

大事なことは、最初から難しいフレーズを練習する必要はないけど、ちょっと出来なかったからといって諦めたらダメだということ。

 

「出来るようになるまで諦めずに練習する事」
これが大事なのです。

 

よく、「Fコードが押さえられないからギターは諦めた」
って話、あなたも聞きませんか?

 

諦めが早い人は、そこでジ・エンドです。
なんでもそう。

 

で、おきまりの「自分には合わんよ」という言い訳で自分を納得させるのです。

 

物事には必ず”壁”が存在するものです。
その壁を乗り越えるまでやる!
そうすれば次の壁がやってきて、それを乗り越えるまで練習する。
これを永遠に繰り返すんですね。

 

そして、乗り越えた壁の数が多い人が、「上手い人」と言われるんです。
練習時間とか練習量とかは、フレーズの難易度とかにもよって違うので、特に問題ではないのですよ。

 

そして、壁を乗り越える状況をひたすら続けること。

 

「継続は力なり」よく言われる格言ですが、もっと言い換えるなら、「継続こそが、本当の力なり」と私は思います。

 

では、次に才能についての独断と偏見を・・・・
よく「あの人は天才だ」
と言われる人がいますが、その真相はいかに?
ま、確かに才能というのは実はある程度影響します。

 

「じゃ、オレはダメじゃん」
って思った人、ちょっと待って下さい!

 

ここで言う才能が影響する、というのは、”才能が無い人”という意味です。
が、実際に才能が無い人っていうのはほとんどいません(笑)

 

おい、何を言ってるんかわからん!とお思いでしょうね。
実は「オレは才能が無い」って思っている人の99,9%は前述の
”途中で諦めている人”なんです。

 

わずかに0,1%位、ギターの才能が無いかも・・・と思われる人もいるらしいのですが、私「りぃだぁ」はまだ出会ったことがありません。

 

つまり、ギタリストを目指すあなたがもし、自分には才能が無いかも・・・と思っているとしたら、それは単に諦めの心境が働いているからに過ぎません。

 

反省して下さい(笑)
逆に才能がある人も、多分0.1%位でしょう。

 

普通の人が1週間かけて出来るようになったフレーズを1日で出来るようになったりする人は存在するらしいです。(ほう〜)

 

つまり、ギターが上達する事に関しては、ほとんど才能が影響される事は考えなくてもよいのです。

 

才能が無いのではなく、単に諦めの心境が働いているだけです。
練習をしないだけです。

 

あの人は天才だ!と呼ばれている人だって、まずほとんどのケースで最初から出来た訳ではなく、次から次へ現れる壁をその都度乗り越えて、経験を積み重ねてきた人ばかりでしょう?

 

どの世界でもこれは一緒です。

 

私の好きなギタリスト、リッチー・ブラックモアも、ギターを与えられた日からあんなに軽やかに弾けた訳ではなく、学校の授業中にポケットにスケールの書いた紙切れを忍ばせて、頭の中にたたき込むまで覚え続けたのです。

 

書いた紙切れを忍ばせて、頭の中にたたき込むまで覚え続けたのです。

 

そして小指を上手く使えるようになるために、クラシックギターのレッスンにも通い、「ギターの事しか頭になかった」くらいギター三昧の日々を過ごしていたのです。

 

イングヴェイ・マルムスティーンは天才だと呼ばれていますが、若い頃は毎日かかさず8時間以上はギターの練習をしていた、と語っています。

 

どうです?少し安心しましたか?(笑)
あなたは毎日8時間以上ギターの練習をしていますか?
極論になるかもしれませんが、才能は関係ない、と言い切れるでしょう。

 

では、最後に最も上達に大切な要素を申し上げます。
それは、上手くなる人というのはほとんどの場合、
憧れのギタリスが存在する、ということ。

 

自分があんな風に弾けるようになりたい、と思える、”目標”となる
憧れの存在がいるものなのです。

 

逆に「特に好きなギタリストとか憧れのギタリストとかはいない」って人は、9割方上手くなりません。(きっぱり!)

 

目標がはっきりしている、ということは、本当に重要な事なのです。
車でドライブするときでもそうですよね。

 

漠然と「どこか遊べるいい場所はないかな〜」って運転していても、なかなか目的の場所は見つかりませんし、

 

逆にうろうろと遠回りしてしまって、結局途中で目的が変わってしまったり・・・。

 

目的がはっきりしている、つまり「今日オープンした○○町のゲームセンターに行こう」って思ってドライブすれば、目的地まで最短距離で行けますし、遠回りすることもなく、無駄なガソリンも使うことなく、効率的に目的地に着く事ができます。

 

ギターの練習も同じ事で、「あの人のように弾けるようになりたい!」って思って練習すれば、おのずと上達も早くなるのは当たり前なんです。

 

目標がはっきりしていますから。

 

もっと言えば、憧れの人と同じギターを使う(○○モデルとか結構種類がありますよね)とか、同じピックを使うとか、同じアンプを使うとか・・・・。

 

極端な人になると、服装やステージアクション、髪型や顔までなんとなく雰囲気が同じようになってきますよね(笑)

 

それほどまでに憧れの人に近づきたい・・・と願う気持ちが練習に身が入る事につながり、しいては上達に繋がるのです。

 

まとめますと、ギターが上手くなる人の共通点は、

 

・あきらめない人
・継続できる人
・憧れの存在を持っている人

 

であると言えるでしょう。
もしあなたが「オレってギター上手くならないなぁ・・・」
と思って諦めかけているのなら、今一度初心に返って上記の事柄が1つでも抜けていないか確かめてみてはいかがでしょうか?

 

さて、長文に渡って読んで頂きありがとうございました。

 

あなたのギターの上達において、ほんの少しでもヒントになれば幸いです。

 

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