保険証の郵送、いざ送ろうとすると「切手ってどれくらい貼ればいいの?」「どんな送り方が安全なの?」と、疑問に思うことはありませんか?
大切な個人情報が詰まった保険証だからこそ、安心して確実に届けたいですよね。
この記事では、そんなあなたの疑問を解消し、保険証を郵送する際に必要な切手の種類や料金、そして安全な送り方について、どこよりも詳しく徹底的に解説します。
これを読めば、もう保険証の郵送で迷うことはありません!
この記事でわかること
そもそも、保険証を郵送する必要があるのは、どんな時なのでしょうか?いくつか代表的なケースを見ていきましょう。
会社に入社したり、転職したり、あるいは扶養家族が増えたり減ったりする時など、新しい保険証が自宅に郵送されてくることがあります。これは、健康保険組合や市町村から送られてくるケースがほとんどです。
退職したり、家族の扶養から外れたり、引っ越しで自治体の健康保険が変わったりする場合には、古い保険証を返却する必要が出てきます。この返却も、郵送で行うのが一般的です。
保険証を紛失して再発行を依頼した場合や、住所変更に伴って新しい保険証が発行される場合も、郵送でやり取りすることが多いです。
保険証を郵送する際、どのような送り方があるのか、それぞれの特徴と安全性を理解しておくことが大切です。
最も安価なのが普通郵便です。しかし、普通郵便は郵便物の追跡ができず、万が一紛失しても補償がありません。大切な保険証を送る方法としては、あまり推奨できません。
簡易書留は、郵便物の引受から配達までの記録が残るため、いつ、誰が受け取ったかを確認できます。万が一、郵便物が届かなかった場合でも、実損額の範囲内で5万円までの補償があります。保険証のような重要書類を送る際には、最も一般的な方法であり、推奨される送り方です。
一般書留は、簡易書留よりもさらに厳重な郵送方法です。引受から配達までの全過程が記録され、損害要償額は10万円まで補償されます。高額な金銭や非常に重要な書類を送る際に利用されますが、保険証の郵送であれば、通常は簡易書留で十分でしょう。料金も簡易書留より高くなります。
特定記録は、郵便物の引受を記録するサービスです。郵便局が受け取った記録は残りますが、配達時の記録は残らず、紛失時の補償もありません。簡易書留より料金は安いですが、受取人による受領確認がないため、確実に届いたかどうかの確認はできません。保険証の郵送には、簡易書留の方が安心です。
郵送方法 | 追跡 | 補償 | 受領確認 | 安全性 | 料金(目安) |
普通郵便 | なし | なし | なし | 低い | 安い |
簡易書留 | あり | あり(5万円まで) | あり | 高い | 中程度 |
一般書留 | あり | あり(10万円まで) | あり | 非常に高い | 高い |
特定記録 | 引受のみ | なし | なし | 中程度 | 普通 |
保険証を郵送する際の切手代は、選ぶ郵送方法と郵便物の重さによって変わります。
保険証を封筒に入れて送る場合、ほとんどが「定形郵便物」に該当します。定形郵便物の料金は以下の通りです。
重さ | 基本料金 |
25gまで | 84円 |
50gまで | 94円 |
簡易書留で送る場合、上記の基本料金に加えて、簡易書留の料金が加算されます。
簡易書留料金 | 320円 |
参考までに、特定記録と一般書留の料金も見ておきましょう。
特定記録料金 | 160円 |
一般書留料金 | 480円(基本料金に加算) |
切手代がわかったら、次は実際に郵送する際の準備と注意点を見ていきましょう。
中身が見えない封筒を選ぶ: 個人情報保護のため、透けない素材の封筒を選びましょう。一般的な白い封筒や茶封筒で問題ありません。適切なサイズの封筒を選ぶ: 保険証が折れ曲がったりしないよう、保険証のサイズに合った封筒を選びましょう。長形3号(A4三つ折りサイズ)などが一般的です。
正確に丁寧に: 宛先(健康保険組合、市町村、会社など)の住所、部署名、担当者名(わかれば)を正確に記載しましょう。差出人も忘れずに: 自分の住所と氏名も忘れずに記載してください。万が一、不着の場合に返送されるためです。
折れないように補強: 保険証はプラスチック製であることが多いため、郵送中に折れ曲がったり傷ついたりしないよう、厚紙やクリアファイルなどで挟んで補強することをおすすめします。水濡れ対策: 念のため、ビニール袋やジップロックなどに入れてから封筒に入れると、水濡れ対策になります。
準備が整ったら、いよいよ郵送です。どこから送るのが良いのでしょうか?
簡易書留や一般書留を利用する場合、必ず郵便局の窓口から差し出しましょう。窓口で郵便物の種類を伝え、料金を支払い、控えを受け取ります。この控えには追跡番号が記載されており、郵便物の追跡に必要になります。
普通郵便であればポスト投函も可能ですが、前述の通り、保険証の郵送には推奨されません。簡易書留はポスト投函できませんので注意してください。
保険証の郵送に関して、よくある疑問とその回答をまとめました。
実際に保険証を郵送した人の声を聞いてみましょう。
保険証の郵送は、年に何度もするものではないからこそ、いざという時に戸惑いがちです。しかし、今回の記事で解説したポイントを押さえれば、もう迷うことはありません。