切手の貼り方にのりは必要?正しい貼り方と失敗しないコツを徹底解説

手紙や書類を送る際に欠かせない切手ですが、正しい貼り方をご存知でしょうか?
特に「のりを使って切手を貼る方法」について疑問に思う方も多いはずです。
この記事では、切手の貼り方の基本から、のりを使用する場合の注意点、失敗しないコツまで詳しく解説します。



切手にのりって本当に必要なの?基本的な貼り方を知ろう


多くの人が疑問に思う「切手にのりは必要なのか」という問題。実は、現在販売されている切手の多くは裏面に糊(のり)が既に塗布されています


切手の裏面にはもともと糊が付いている


日本郵便で販売されている普通切手や記念切手の大部分は、裏面に水糊(すいのり)と呼ばれる接着剤が塗られています。この糊は水分を与えることで粘着力を発揮する仕組みになっています。


切手の裏面を舐めたり、湿らせたスポンジで軽く濡らすだけで十分な接着力が得られます


のりが必要になるケースとは?


それでも追加でのりが必要になる場合があります:


  • 切手の糊が乾燥して効力を失っている場合
  • 古い切手を使用する場合
  • シール式ではない切手で糊の効きが悪い場合
  • 確実に貼り付けたい重要な郵便物の場合


切手を貼る前に知っておきたい!正しい位置と向きって?


切手を貼る前に、まず正しい位置を把握することが大切です。


縦書き封筒の場合の切手の位置


縦書き封筒では、封筒の左上角に切手を貼ります。具体的には:


項目 詳細
位置 封筒の左上角
余白 上端から7mm以内、左端から7mm以内
切手の向き 縦向きに貼る


横書き封筒の場合の切手の位置


横書き封筒の場合は、封筒の右上角に切手を貼ります


項目 詳細
位置 封筒の右上角
余白 上端から7mm以内、右端から7mm以内
切手の向き 横向きに貼る


切手の向きを間違えても郵便配達に支障はありませんが、正しい向きで貼ることでより丁寧な印象を与えられます。


水だけで大丈夫?切手の糊を効果的に活用する方法


切手に元々付いている糊を最大限活用するためのコツをご紹介します。


適切な水分量がポイント


切手の糊を活性化させるには、適度な水分が重要です。水分が少なすぎると糊が十分に溶けず、多すぎると切手がふやけてしまいます。


湿らせたスポンジで切手の裏面を軽く1〜2回なぞる程度が最適です


水で濡らす際の注意点


  • 清潔な水を使用する
  • スポンジは清潔なものを使う
  • 切手の表面に水が付かないよう注意する
  • 濡らした後はすぐに貼り付ける


汚れた水やスポンジを使用すると、切手や封筒が汚れる原因となります。


のりを使って切手を貼る場合の選び方と使い方


切手に追加でのりを使用する場合の正しい方法を解説します。


切手に適したのりの種類


切手に使用するのりは以下の種類がおすすめです:


のりの種類 特徴 おすすめ度
スティックのり 塗りやすく、はみ出しにくい ★★★★★
液体のり 強力な接着力、乾燥が早い ★★★★☆
テープのり きれいに貼れる、やり直し可能 ★★★☆☆
でんぷんのり 自然素材、はがしやすい ★★☆☆☆


スティックのりが最も扱いやすく、初心者にもおすすめです


のりを使用する際の手順


  1. 切手の裏面全体に薄くのりを塗る
  2. のりがはみ出さないよう注意する
  3. 封筒の正しい位置に素早く貼り付ける
  4. 上から軽く押さえて密着させる
  5. 余分なのりがあれば拭き取る


のりを厚く塗りすぎると、はみ出して封筒が汚れる原因となります。薄く均等に塗ることを心がけましょう。


失敗しない!切手をきれいに貼るコツと裏技


切手をきれいに貼るためのプロのテクニックをご紹介します。


切手が曲がらない貼り方


切手をまっすぐきれいに貼るコツは以下の通りです:


封筒の端を基準線として使い、切手の辺を平行に合わせる


切手の一辺を先に固定してから、全体を貼り付ける


気泡やシワを防ぐ方法


切手に気泡やシワができるのを防ぐには:


  • 貼り付ける前に封筒表面の汚れやホコリを取り除く
  • 切手を貼る際は中央から外側に向かって押さえる
  • 一度に全面を貼らず、少しずつ押さえながら貼る
  • 貼り付け後は平らなもので軽く押さえる


複数枚の切手を貼る場合の配置


料金不足で複数枚の切手を貼る場合は:


枚数 配置方法
2枚 横に並べて貼る
3枚 2枚を上段、1枚を下段に配置
4枚以上 2×2の正方形に近い形で配置


切手同士が重ならないよう注意し、適度な間隔を空けて貼りましょう。


こんな時どうする?切手の貼り直しや修正方法


切手を間違った位置に貼ってしまった場合の対処法をご紹介します。


貼ったばかりの切手を剥がす方法


貼ってすぐの場合は、以下の方法で剥がせる可能性があります:


  1. 切手の端をそっと持ち上げる
  2. ゆっくりと剥がしていく
  3. 封筒に傷を付けないよう注意する
  4. 糊が残った場合は清潔な布で拭き取る


無理に剥がそうとすると封筒が破れる場合があります。剥がしにくい場合は新しい封筒を使用することをおすすめします。


しっかり貼り付いた切手を剥がす裏技


ドライヤーの温風を使った方法が効果的です:


ドライヤーで切手を30秒程度温めると、糊が柔らかくなり剥がしやすくなります


切手が破れてしまった場合


切手が破れた場合の対処法:


  • 破れた部分が小さい場合:そのまま使用可能
  • 大きく破れた場合:新しい切手に交換
  • 額面の1/2以上残っている場合:通常通り配達される


よくある疑問を解決!切手の貼り方Q&A


切手の貼り方に関するよくある質問にお答えします。


切手を逆さまに貼っても配達してもらえますか?

はい、切手が逆さまでも配達に問題はありません。ただし、正しい向きで貼ることがマナーとして推奨されています。


切手の上からセロハンテープを貼っても大丈夫?

基本的には問題ありませんが、透明で切手が読み取れる状態にする必要があります。テープが厚すぎたり、気泡が入ったりすると読み取りに支障をきたす場合があります。


古い切手の糊が効かない場合はどうすれば?

古い切手の場合、糊が乾燥して効力を失っていることがあります。この場合は、スティックのりなどを薄く塗って使用することをおすすめします。


切手を濡らしすぎてしまった場合の対処法は?

切手を濡らしすぎた場合は、清潔な布やティッシュで軽く水分を拭き取り、少し乾燥させてから貼り付けてください。完全に乾く前に貼ることがポイントです。


特殊な場合の切手の貼り方


一般的ではない特殊なケースでの切手の貼り方についても解説します。


記念切手や特殊切手の場合


記念切手や特殊切手を使用する場合の注意点:


  • デザインが美しく見えるよう向きに注意する
  • 折れ曲がらないよう丁寧に扱う
  • 糊の質が通常切手と異なる場合がある


記念切手は収集価値がある場合もあるため、特に丁寧に扱いましょう


シール式切手の貼り方


シール式(セルフ糊)切手の場合:


  1. 台紙から切手をゆっくり剥がす
  2. 粘着面に触らないよう注意する
  3. 封筒の正しい位置に一発で貼り付ける
  4. 上から軽く押さえて密着させる


シール式切手は一度貼ると剥がしにくいため、位置を慎重に確認してから貼り付けましょう。


海外宛て郵便の場合


国際郵便での切手の貼り方:


項目 国内郵便 国際郵便
切手の位置 左上または右上 右上角
料金 国内料金 国際料金
注意事項 特になし 航空便表示が必要な場合あり


切手を長持ちさせる保管方法


使用前の切手を良好な状態で保管する方法もご紹介します。


適切な保管環境


切手の糊を劣化させないための保管条件:


  • 直射日光を避ける
  • 湿度の高い場所を避ける
  • 温度変化の少ない場所で保管
  • 密閉容器や切手アルバムを使用


冷暗所での保管が理想的です。引き出しの奥や本棚などがおすすめです


糊の劣化を防ぐコツ


切手の糊を長持ちさせるポイント


乾燥剤と一緒に保管することで、適度な湿度を保ちながら糊の劣化を防げます。ただし、乾燥させすぎないよう注意が必要です。


まとめ:正しい切手の貼り方をマスターしよう


この記事では、切手の貼り方について詳しく解説してきました。重要なポイントをまとめると:


現在の切手には既に糊が塗布されており、基本的には水分を与えるだけで十分


のりが必要な場合は、スティックのりを薄く均等に塗るのがおすすめ


切手の正しい位置は、縦書きなら左上、横書きなら右上


正しい切手の貼り方をマスターすることで、郵便物がより確実に配達され、受け取る相手にも良い印象を与えることができます。今回ご紹介したコツを参考に、ぜひ実践してみてください。


以前は切手を舐めて貼っていたのですが、衛生面が気になって湿らせたスポンジを使うようになりました。この方法の方が清潔で確実に貼れますね。


切手を貼る位置を間違えることが多かったのですが、この記事を読んで正しい位置がよく分かりました。今度から気を付けて貼ります。


最後に、切手を貼る際は慌てずに丁寧に作業することが最も重要です。正しい方法を身につけて、美しく確実な郵便物を送りましょう。