切手5枚の正しい貼り方は?封筒への配置とマナーを徹底解説

郵便物を送る際に「切手を5枚も貼る必要があるけど、どう配置すればいいの?」と悩んだことはありませんか?
特に重い書類や大きな封筒を送る時など、複数の切手を貼る機会は意外と多いものです。
この記事では、切手5枚を美しく、そして郵便局の規定に従って正しく貼る方法を詳しく解説します。


このページの目次



なぜ切手を5枚も貼る必要があるの?


まず、なぜ切手を5枚も貼る状況が生まれるのかを理解しましょう。



切手5枚が必要になるケース


  • 重量の重い書類を送る場合
  • 大型封筒(角2封筒など)を使用する場合
  • 速達や書留などの特殊取扱いを利用する場合
  • 手持ちの切手の額面が小さい場合


例えば、250g以内の定形外郵便物を送る場合は390円の料金が必要です。84円切手しか手元にない場合、84円×4枚(336円)+ 84円切手を一部使用するより、適切な組み合わせを考える必要があります。



具体的な料金例


郵便物の種類 料金 切手5枚での例
定形外郵便物(150g以内) 210円 84円×2枚 + 10円×4枚 + 2円×1枚
定形外郵便物(250g以内) 250円 84円×2枚 + 63円×1枚 + 10円×1枚 + 9円×1枚
速達料金込み 374円 84円×4枚 + 38円×1枚



切手5枚の基本的な貼り方のルールって?


郵便局では切手の貼り方について基本的なルールが定められています。



郵便局が定める切手貼付のルール


封筒の左上部分に貼る
縦7cm×横3.5cm以内の範囲に収める
切手同士を重ねて貼らない
封筒の端から5mm以上離して貼る


切手を重ねて貼ると、機械での読み取りができずに手作業での処理となり、配達が遅れる可能性があります。



美しく見える配置の基本原則


切手5枚を美しく配置するには、整然とした並び方が重要です。


  • 整列させる:縦横のラインを揃える
  • 間隔を統一:切手間の隙間を同じにする
  • バランスを考慮:全体的な見た目を重視する



切手5枚の具体的な配置パターンは?


切手5枚を貼る際の代表的な配置パターンをご紹介します。



パターン1:縦一列配置


最もシンプルで失敗しにくい方法


縦に5枚を一列に並べる方法です。封筒の左端に沿って縦に配置します。


縦一列は一番簡単で、きれいに見えます。特に同じ額面の切手を使う時におすすめです。



パターン2:2列配置(3+2枚)


左列に3枚、右列に2枚を配置する方法


この配置は封筒の左上部分を効率的に使えます。


配置位置 切手枚数 メリット
左列 3枚 安定感がある
右列 2枚 バランスが良い



パターン3:2列配置(2+3枚)


左列に2枚、右列に3枚を配置


右側にボリュームを持たせた配置で、視覚的にバランスが取れます。



パターン4:L字型配置


上部に3枚を横並び、左端に縦2枚を配置してL字を作る方法です。


L字型配置は見た目が美しく、封筒のスペースを有効活用できます。ただし、配置に少し技術が必要です。



切手の大きさが違う場合はどう配置する?


異なる額面や大きさの切手を5枚貼る場合の配置方法を説明します。



大きさの異なる切手の配置原則


大きい切手を基準に配置を決める
小さい切手で隙間を埋める
全体のバランスを重視する



具体的な配置例


例:84円切手3枚 + 10円切手2枚の場合

・84円切手を上段に3枚横並び

・10円切手を下段に2枚配置

・全体で長方形を作るように配置



記念切手や特殊切手が含まれる場合


記念切手がある時は、それを一番目立つ位置(左上)に貼って、普通切手で周りを固めるときれいに見えます。



封筒の種類別:切手5枚の貼り方のコツ


封筒の種類によって、最適な切手の配置方法が変わります。



定形封筒(長3封筒)での貼り方


定形封筒は比較的小さいため、切手の配置には注意が必要です。


  • 縦一列配置が最も適している
  • 切手同士の間隔は2-3mm程度
  • 封筒の端から5mm以上離す



定形外封筒(角2封筒など)での貼り方


大きな封筒では、より自由度の高い配置が可能です。


配置方法 適用場面 見た目の印象
2×3配置 ビジネス文書 整然とした印象
L字型配置 プライベート 個性的で美しい
縦一列 公式文書 伝統的で安定感



はがきに切手5枚を貼る場合


はがきに切手5枚を貼るのは非常に困難です。はがきの切手貼付スペースは限られているため、できるだけ少ない枚数の切手を使用することをおすすめします。



切手を貼る際の実践的なテクニック


実際に切手5枚を美しく貼るための具体的な方法をお教えします。



事前準備のポイント


配置を決めてから貼り始める
定規で位置を測る
鉛筆で薄く目印をつける



貼り付け手順


  1. 封筒を平らな場所に置く
  2. 切手の配置を決定する
  3. 一番左上の切手から貼り始める
  4. 定規を使って間隔を確認しながら順番に貼る
  5. 最後に全体のバランスを確認する


一度に全ての切手を貼ろうとせず、一枚ずつ丁寧に位置を確認しながら貼ることが成功の秘訣です



失敗しないための注意点


切手を貼り直すのは困難です。最初の位置決めを慎重に行いましょう。


  • 急いで貼らない
  • 十分に糊付けする
  • 切手の向きを統一する
  • しわにならないよう注意する



ビジネスシーンでの切手5枚の貼り方マナー


ビジネス文書を送る際の切手配置には、特別な配慮が必要です。



ビジネス向けの配置原則


ビジネスシーンでは、整然とした印象を与える配置が重要です。


規則正しい配置を心がける
同じ向きで貼る
できるだけ同じ額面の切手を使用する



推奨される配置パターン


ビジネス推奨配置

1. 縦一列配置(最も安全)

2. 2×3の格子状配置

3. 横一列での5枚配置



避けるべき配置


ビジネスシーンでは以下の配置は避けましょう:

・不規則な配置

・斜めに貼った切手

・記念切手の多用



よくある失敗例と対処法


切手5枚を貼る際によくある失敗と、その対処法をご紹介します。



失敗例1:切手同士が重なってしまった


切手が重なって貼ってしまいました。どうすればいいですか?

残念ながら、重なった切手は郵便料金として認められない場合があります。可能であれば新しい封筒に貼り直すことをおすすめします。



失敗例2:位置がずれてバランスが悪い


一枚目を貼った位置が悪くて、全体がずれてしまいました。最初の位置決めが本当に大切ですね。



失敗例3:切手がはがれてしまう


切手がはがれる原因の多くは、糊の不足や封筒の材質です。水を少し付けて糊を活性化させてから貼りましょう。



切手5枚以外の選択肢も考えてみよう


必ずしも5枚の切手を使う必要はありません。他の選択肢も検討してみましょう。



より少ない枚数で済ませる方法


方法 メリット 入手場所
高額面切手の購入 貼る枚数が減る 郵便局
料金別納郵便 切手不要 郵便局で手続き
料金計器印 正確な料金 郵便局



コンビニで適切な切手を探す


コンビニでも様々な額面の切手が購入できます


  • 94円切手(定形外郵便用)
  • 140円切手(定形外郵便用)
  • 210円切手(定形外郵便用)



まとめ:切手5枚を美しく貼るためのポイント


切手5枚を美しく貼るには、事前の計画と丁寧な作業が重要です。


切手5枚貼付のポイント

・郵便局の規定を守る(縦7cm×横3.5cm以内)

・配置パターンを事前に決める

・一枚ずつ丁寧に位置を確認

・ビジネスでは整然とした配置を心がける

・可能であれば少ない枚数の切手を検討する


最終チェックポイント


切手を貼り終えたら、以下の点を確認しましょう:


  • 切手同士が重なっていないか
  • 封筒の端から5mm以上離れているか
  • 料金が不足していないか
  • 切手がしっかりと貼り付いているか
  • 全体の見た目がバランス良いか


この記事の情報は2025年7月現在の郵便料金とルールに基づいています。最新の情報は日本郵便のホームページでご確認ください。


切手5枚を貼る機会は多くないかもしれませんが、いざという時に美しく貼れるよう、これらのポイントを覚えておいてください。正しい貼り方をマスターすれば、受け取る相手にも良い印象を与えることができるでしょう。