切手で送れるもの徹底解説!意外なものから賢い利用法まで完全ガイド

はじめに:切手で送れるものって、意外と多いって知っていましたか?

「切手で送れるもの」と聞いて、まず思い浮かぶのは何でしょうか?おそらく、手紙やハガキではないでしょうか。
もちろん、それらは切手で送れる郵便物の代表格です。
しかし、実は切手で送れるものは、皆さんが想像しているよりもはるかに多岐にわたります。


「え、こんなものまで切手で送れるの!?」と驚くようなアイテムも、適切な方法で梱包し、正しい料金の切手を貼れば、手軽に送ることができるんです。

このガイドでは、切手で送れる郵便物の種類から、それぞれのルール、そして「これは送れない」という注意点まで、網羅的に解説していきます。

郵便局の窓口に行く時間がない時や、フリマアプリで売れた商品を発送したい時など、「切手で送る」という選択肢が、あなたの生活をより便利にするかもしれません。
さあ、一緒に切手の奥深い世界を覗いてみましょう!



切手で送れる郵便物の基本を知ろう!どんな種類があるの?

切手で郵便物を送る際、まず知っておきたいのが、郵便物の「種類」です。
種類によって送れるもののサイズや重さ、そして料金が変わってきます。
ここでは、切手で送れる主な郵便物の種類をご紹介します。

定形郵便とは?手紙やハガキはこれでOK!

最も一般的で、多くの方が利用するのが「定形郵便」です。
主に手紙やグリーティングカード、一般的なハガキなどがこれに該当します。

サイズ 最大:縦23.5cm × 横12cm × 厚さ1cm
最小:縦14cm × 横9cm
重さ 50gまで
料金(2024年7月時点) 25gまで:84円
50gまで:94円
注意点として、封筒の形や厚さが規定を超える場合、定形郵便としては送れません。

特に、封筒の中に厚みのあるものを入れると、1cmの厚さ制限を超えてしまうことがあるので注意が必要です。

  • 一般的な手紙
  • ハガキ(通常ハガキ、往復ハガキ)
  • 薄手のチラシやパンフレット
  • 写真(数枚程度)

定形外郵便とは?ちょっと大きめ・厚めのものを送りたいなら!

定形郵便のサイズや重さの規定を超える郵便物は、「定形外郵便」として送ることができます。
切手で送れる荷物の多くが、この定形外郵便に分類されます。

規格内と規格外って何が違うの?サイズと重さのルール

定形外郵便には、さらに「規格内」と「規格外」という区分があります。
この違いは、郵便料金に大きく影響します。

区分 サイズ 重さ
規格内 長辺34cm × 短辺25cm × 厚さ3cm以内 1kgまで
規格外 長辺60cm以内、縦・横・厚さの合計90cm以内 4kgまで
厚さ3cm以内であれば「規格内」として比較的安価に送れますが、3cmを超えると「規格外」となり、料金が高くなります。

フリマアプリなどで小さな商品を送る際は、この厚さ3cmの壁が重要になってきますね。

定形外郵便で送れるものの例:
  • 薄手の衣類(Tシャツ、スカーフなど)
  • 文房具(ノート、ペンケースなど)
  • 小型のおもちゃやフィギュア
  • CD、DVD(複数枚やケース付き)
  • 書籍(厚みのあるもの)
  • 化粧品やサプリメント(液漏れしないよう梱包必須)

切手で送れる「意外なもの」を徹底解説!

定形外郵便のルールを理解すれば、切手で送れるものの幅はぐっと広がります。
ここでは、特に「これも切手で送れるの?」と驚かれるようなアイテムに焦点を当てて解説します。

本やCD、DVDを送るなら「ゆうメール」が便利!

書籍や雑誌、CD、DVDといった「印刷物」や「電磁的記録媒体」を送る場合、「ゆうメール」というサービスが非常に便利です。
定形外郵便よりも安価に送れることが多いのが特徴です。

送れるもの 冊子、書籍、雑誌、会報、カレンダー、点字郵便物、CD、DVD、カセットテープなど
サイズ 長辺34cm × 短辺25cm × 厚さ3cm以内、または縦・横・厚さの合計170cm以内
重さ 3kgまで
料金(2024年7月時点) 150gまで:180円
250gまで:215円
500gまで:310円
1kgまで:360円
2kgまで:410円
3kgまで:460円
ゆうメールを利用する際の最も重要な注意点は、「内容品が確認できるようにする」ことです。

封筒の一部を切り取って中が見えるようにしたり、透明な袋に入れたり、または「開封」と明記して簡単に開けられるようにする必要があります。
郵便局の窓口で中身を確認してもらうことも可能です。

「フリマアプリで本を売った時に、ゆうメールを使ったら送料が安く済んで助かったよ!ちょっと手間だけど、内容品が見えるようにするのを忘れずにね。

衣類や小物も大丈夫?定形外郵便の活用術

薄手の衣類やファッション小物、雑貨なども、定形外郵便で送ることができます。
ただし、梱包方法が非常に重要になります。

  • Tシャツやスカーフ:圧縮袋などを利用してできるだけ薄くすると、規格内郵便として送れる可能性があります。
  • 帽子や小型バッグ:型崩れしないように緩衝材で保護し、紙袋や段ボール箱に入れて送ります。
  • 文房具セット:ペンやハサミなど、尖ったものや壊れやすいものは個別に保護しましょう。

衣類は、できるだけ空気を抜いて平らにすることで、厚さを抑えられます。
特に、規格内(厚さ3cm以内)に収まるかどうかで送料が大きく変わるので、工夫してみてください。

アクセサリーや雑貨は送れる?梱包の注意点

壊れやすいアクセサリーやガラス製品、陶器などの雑貨も切手で送ることは可能ですが、「厳重な梱包」が必須です。

  1. 個別の保護:プチプチ(エアキャップ)で丁寧に包む。
  2. 隙間を埋める:箱の中で動かないように、新聞紙や緩衝材で隙間を埋める。
  3. 頑丈な外箱:段ボール箱など、丈夫な箱に入れる。
  4. 「こわれもの」表示:外箱に「こわれもの」と明記し、取扱注意を促す。

ただし、郵便物には「損害賠償」の制度がありません。
万が一破損した場合でも補償はされないため、高価なものや本当に大切なものは、書留やゆうパックなど、補償のあるサービスを利用することをおすすめします。

食品は送れるの?常温保存できるものなら!

意外に思われるかもしれませんが、切手で食品を送ることも可能です。
ただし、条件があります。

  • 常温保存が可能であること:生鮮食品や冷蔵・冷凍が必要なものは送れません。
  • 密閉されていること:液漏れやにおい漏れがないように、しっかり密閉された状態で梱包する。
  • 賞味期限に余裕があること:配送に時間がかかる場合もあるため、十分な賞味期限があるものを選びましょう。
送れる食品の例:
  • レトルト食品(未開封)
  • お菓子(クッキー、煎餅など)
  • インスタントコーヒー、紅茶のティーバッグ
  • 乾麺、パスタ

「友達に手作りのクッキーを送りたいんだけど、切手で送れるかな?って思ってたの!しっかり密閉すれば大丈夫そうね。
安心したわ!」

これは送れない?切手では送れないもの・注意が必要なもの

切手で送れるものは多いですが、残念ながら送れないものや、特別な手続きが必要なものもあります。
誤って送ってしまうと、返送されたり、最悪の場合、法的な問題になることもありますので、しっかり確認しましょう。

現金や貴重品はNG!書留などを利用しよう

現金(紙幣・硬貨)は、普通郵便や定形外郵便では絶対に送れません。郵便法で禁止されています。

現金や小切手、株券などの有価証券、宝石や貴金属、骨董品などの貴重品は、必ず「現金書留」や「一般書留」といった、損害賠償制度のある特殊な郵便サービスを利用する必要があります。

これらのサービスは、専用の封筒や料金が必要となり、切手だけでは送れません。

もし普通郵便で現金を送ってしまい、紛失や盗難に遭っても、一切補償されません。
絶対にやめましょう。

危険物や生き物は絶対に送れない!

郵便物として送ることができない「危険物」や「生き物」があります。
これらは、郵便物の安全な輸送を妨げる可能性があるため、厳しく規制されています。

  • 火薬類、引火性液体(ガソリン、ライターオイルなど)、高圧ガス(スプレー缶など):爆発や火災の原因となるため、送れません。
  • 毒物、劇物、放射性物質:人体に有害なものは送れません。
  • 生き物:動物、昆虫、魚類など、生きた生物は原則として送れません。
    ただし、植物や種子の一部は条件付きで送れる場合があります。
  • 麻薬、覚せい剤などの違法薬物:論外です。

これらの危険物を隠して送ろうとすると、郵便法違反となり、罰則の対象になる可能性があります。
絶対にやめましょう。

壊れやすいものはどうする?しっかり梱包と特定記録

前述の通り、壊れやすいものは切手で送ることは可能ですが、補償がないため細心の注意が必要です。

梱包は「これでもか」というくらい厳重に!
箱の中でカタカタ音がしないように、緩衝材をたっぷり使いましょう。

「こわれもの」表示は必須!
外箱の目立つ場所に赤字で大きく記載しましょう。
追跡サービスを利用するなら「特定記録」
普通郵便には追跡サービスがありませんが、追加料金(160円)で「特定記録」を付けることができます。

これにより、郵便物が出されたことと、受取人に配達されたこと(または不在で持ち帰られたこと)が記録されるため、紛失のリスクを減らせます。
ただし、破損に対する補償はありません。

高価なものや、万が一の破損が困るものは、ゆうパックなど補償のある宅配便サービスを検討しましょう。

郵便料金はどうやって決まるの?重さとサイズがポイント!

切手で郵便物を送る際、最も気になるのが「料金」ですよね。
郵便料金は、基本的に郵便物の「種類」「重さ」「サイズ」によって決まります。

定形郵便の料金表

手紙やハガキなど、最も身近な定形郵便の料金は以下の通りです。

重さ 料金
25gまで 84円
50gまで 94円

定形外郵便の料金表

定形外郵便は、規格内か規格外かによって料金体系が異なります。

規格内(長辺34cm × 短辺25cm × 厚さ3cm以内、1kgまで)

重さ 料金
50gまで 120円
100gまで 140円
150gまで 210円
200gまで 250円
250gまで 300円
500gまで 380円
1kgまで 580円

規格外(長辺60cm以内、縦・横・厚さの合計90cm以内、4kgまで)

重さ 料金
50gまで 200円
100gまで 220円
150gまで 300円
200gまで 350円
250gまで 390円
500gまで 510円
1kgまで 710円
2kgまで 1,040円
4kgまで 1,350円
料金は2024年7月時点のものです。

郵便料金は改定されることがありますので、最新の情報は日本郵便の公式サイトで確認するか、郵便局の窓口で確認してください。

ゆうメールの料金表

書籍やCDなどを送る際に便利なゆうメールの料金は以下の通りです。

重さ 料金
150gまで 180円
250gまで 215円
500gまで 310円
1kgまで 360円
2kgまで 410円
3kgまで 460円

料金が不安な時はどうする?郵便局で確認しよう

「この郵便物、一体いくらの切手を貼ればいいんだろう?」と不安になったら、迷わず郵便局の窓口に持って行きましょう。

郵便局の窓口では、郵便物の重さを正確に測ってくれるだけでなく、最適な料金区分や発送方法を教えてくれます。
また、切手もその場で購入できるので、非常に便利です。

自宅で重さを測る場合は、キッチンスケールなどが役立ちます。

サイズは定規やメジャーで測り、規定内に収まっているか確認しましょう。

切手はどこで買えるの?手軽な購入場所

いざ郵便物を送ろうと思っても、切手がない!そんな時でも大丈夫。
切手は意外と身近な場所で手軽に購入できます。

  • 郵便局の窓口:もちろん、郵便局が最も確実です。
    様々な種類の切手や記念切手も手に入ります。
  • 郵便局のゆうゆう窓口:夜間や休日も開いている郵便局の窓口です。
    急ぎの時にも便利。
  • コンビニエンスストア:主要なコンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど)では、84円切手や94円切手など、よく使う種類の切手を取り扱っています。
    ただし、全種類が揃っているわけではありません。
  • スーパーマーケット:一部のスーパーでも切手を取り扱っている場合があります。
    サービスカウンターなどで確認してみましょう。
  • 一部の駅売店やたばこ店:昔ながらの商店でも切手を販売していることがあります。

コンビニエンスストアで購入できる切手の種類は店舗によって異なります。
確実に購入したい場合は、事前に電話で確認するか、郵便局を利用するのがおすすめです。

切手で送る際のよくある疑問を解決!Q&A

切手で郵便物を送る際に、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
これであなたの疑問もスッキリ解決!

Q1. 切手を貼りすぎたらどうなるの?
A. 切手を貼りすぎても、郵便物が返送されたり、配達されないということはありません。
そのまま配達されます。
ただし、余分に貼った切手の分は無駄になってしまうので、適切な料金の切手を貼るようにしましょう。

Q2. 切手の料金が足りなかったらどうなる?
A. 料金が不足している場合、差出人に返送されるか、受取人が不足分を支払うことになります。

差出人に返送:差出人の住所が記載されていれば、不足料金の表示とともに返送されます。
不足分を貼って再度投函しましょう。

受取人払い:差出人の住所が不明な場合や、郵便局の判断で、受取人に不足料金を請求して配達されることがあります。

受け取った側は、不足分を支払う必要があります。

どちらにしても手間がかかるので、投函前に必ず料金を確認しましょう。
Q3. どんな切手を使ってもいいの?記念切手は?
A. はい、日本郵便が発行している有効な切手であれば、種類やデザインに関わらず、どんな切手でも使用できます。記念切手ももちろん使用可能です。

額面通りの価値があります。

Q4. 速達や特定記録も切手で払える?
A. はい、速達や特定記録などの追加料金も、切手で支払うことができます。必要な料金分の切手を貼って、郵便窓口で「速達でお願いします」「特定記録を付けてください」と伝えましょう。

郵便ポストに投函する場合は、速達の場合は赤線、特定記録の場合は青線を引くなどの表示が必要です。

まとめ:切手を賢く使って、もっと便利に郵便物を送ろう!

この長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!「切手で送れるもの」は、手紙やハガキだけでなく、工夫次第で様々なアイテムを送れることがお分かりいただけたでしょうか。

定形郵便:手紙やハガキの基本。
サイズと重さに注意。

定形外郵便:ちょっとした荷物を送るのに便利。

規格内と規格外で料金が変わる。

ゆうメール:本やCD、DVDを送るならコレ!内容品が見えるようにする工夫が必要。
梱包:壊れやすいものは厳重に、食品は密閉して。
料金確認:不安な時は郵便局の窓口へ。
切手を賢く利用することで、郵送費を抑えたり、手軽に発送したりと、様々なメリットがあります。

ぜひ、このガイドを参考に、あなたの郵便ライフをより豊かにしてくださいね!