レターパックの料金値上げにより、旧料金のレターパックに追加で切手を貼る必要が生じました。しかし、どこに切手を貼れば良いのか迷う方が非常に多いのが現状です。
この記事では、レターパックに切手を貼る正しい位置と、失敗しないための詳しい貼り方を解説します。
2024年10月1日から郵便料金が変わりました。この料金改定により、手持ちの旧料金レターパックには差額分の切手を貼る必要が生じています。
料金改定の詳細
・レターパックプラス:520円 → 600円(80円値上げ)
・レターパックライト:370円 → 430円(60円値上げ)
料額印面が600円のレターパックプラス、430円のレターパックライトは、切手を貼る必要はありませんが、旧料額のレターパックは、現行料金との差額分の切手を貼ってご利用くださいとされています。
レターパック種類 | 旧料金 | 新料金 | 必要な切手 |
レターパックプラス | 520円 | 600円 | 80円 |
レターパックライト | 370円 | 430円 | 60円 |
レターパックに切手を貼る位置について、多くの人が迷うポイントがあります。レターパックには「消印を押すので線より上には何も貼るな」という記載があるため、混乱する方が多いのです。
レターパックの切手を貼る正しい位置は、料額印面の横(右側)の空いているスペースです。
レターパックを見ると、線より上は消印を押すので何も貼るな、と書いてありますという記載がありますが、これは料額印面上部の話です。実際には、郵便局の人が消印を押すのでこの位置ベストですとして、料額印面の横が推奨されています。
レターパックに切手を貼る際は、通常の封筒とは異なる注意点があります。
切手の上からテープを貼ると、消印が押せなくなるため、引き受けできないケースがあります
絶対にやってはいけないこと
・切手の上にテープを貼る
・消印エリアに切手を貼る
・重なるように複数枚貼る
剥がれ落ちが心配な場合は、シールタイプの切手を使うのも一考です
差額が80円や60円の場合、一枚の切手では対応できないことがあります。そんな時の貼り方を詳しく解説します。
ちょうどよい額面の切手を持っていない場合は、複数枚の切手を組み合わせて利用できます
必要額 | 切手の組み合わせ例 |
80円 | 50円 + 30円 63円 + 10円 + 7円 80円切手1枚 |
60円 | 50円 + 10円 30円 + 30円 60円切手1枚 |
レターパックの表面に十分なスペースがない場合の対処法について説明します。
封筒の形状によっては、切手を複数枚貼るスペースがない場合もあります。そういった場合は、裏面に切手を貼っても問題ありません
ただし、裏面に貼る場合は特別な手順が必要です:
国際郵便は裏面に貼り付けできませんので、注意しましょう
スペース不足の場合は、郵便局で新しいレターパックに交換することも可能です(手数料が必要)
レターパックに切手を貼る際によくある間違いと、その対策について詳しく解説します。
「消印を押すから線の上に貼った方がいいと思って、禁止エリアに貼ってしまいました」
「普通の封筒と同じように左上に貼ってしまい、処理で困られました」
重要なポイント
・「線より上」の禁止エリアは料額印面の上部のみ
・横の空いているスペースは貼付可能
・消印は料額印面と追加切手の両方に押される
不安な場合は郵便局で確認することをお勧めします。
はい、郵便局の窓口で切手の貼り方について相談できます。不安な場合は遠慮なく聞いてみましょう。
レターパックに切手を貼る際の重要なポイントをまとめます。
料額印面の横(右側)の空いているスペースに貼るのが正解です。
「線より上は禁止」は料額印面上部のみで、横のスペースは問題ありません。
テープは絶対に使わず、水やノリで確実に貼付しましょう。
料金改定により多くの方が混乱していますが、正しい位置と方法で貼れば問題なく配送されます。不安な場合は郵便局で確認してもらいましょう。
適切な切手の貼り方を覚えて、スムーズなレターパックの利用を心がけましょう。