ハーレーロードスター完全ガイド｜魅力と欠点

憧れのハーレーに乗りたいけれど、従来のイメージとは一味違う個性を求めているライダーに向けて登場したXL1200CXロードスター。

 

2016年の発売以来、スポーツスターファミリーの新たな顔として注目を集めてきたこのモデルについて、その魅力と特徴、そして購入時の注意点まで徹底的に解説します。伝統のサウンドと現代的なスタイリングが融合した一台の真価に迫ります。

 

この記事では、新車・中古車の市場動向から、実際のオーナーたちが語る気になる欠点まで、購入を検討する方に必要な情報を余すことなくお届けします。カスタマイズの可能性や維持費用など、所有する上で知っておきたい実践的な情報もご紹介。ハーレーロードスターのすべてがわかる完全ガイドをご覧ください。

 

 

ハーレーロードスターの欠点ガイド

この記事から主に以下のポイントを理解することができます。

 

 

この記事は、ハーレーロードスターの購入を検討している方や、このモデルに興味を持つ方に対して、バランスの取れた情報を提供する内容となっています。

 

1. ハーレーロードスターとは？XL1200CXの魅力を徹底解説

ハーレーダビッドソンの中でも特異な存在として知られるロードスターは、2016年に登場したスポーティなスタイルが特徴のモデルです。スポーツスターファミリーの一員でありながら、従来のハーレーとは一線を画すアグレッシブなスタイリングを採用しています。

 

エンジンには1200ccのエボリューションエンジンを搭載し、十分なパワーと特徴的な鼓動感を実現。フロントには43mmの倒立フォークを採用し、リアサスペンションにはガス封入式のエマルジョンタイプを装備することで、スポーティな走りを可能にしています。

 

車体の特徴として注目すべきは、19インチフロントホイールと18インチリアホイールの組み合わせです。この組み合わせにより、安定性と俊敏性のバランスが取れた走行特性を実現しています。また、スクリーンレスのフロントマスクやブラックアウトされたパーツの数々は、モダンなカフェレーサーの要素を取り入れたデザインとなっています。

 

シート高は785mmと比較的低めに設定されており、様々な体格のライダーに対応できる設計となっています。ポジションは若干前傾姿勢となり、スポーティな走りに適した形状となっています。これにより、市街地での取り回しやワインディングでの楽しみ方まで、幅広いシーンで活躍できる一台として仕上げられています。

 

燃料タンクは12.5リットルと、ツーリングにも対応できる容量を確保。モダンなデザインながら、ハーレーならではの存在感と質感を両立させることに成功しています。メーターパネルはアナログとデジタルの組み合わせで、クラシカルな雰囲気を残しながら必要な情報をしっかりと表示できる設計となっています。

 

2. 高騰が続くXL1200CXの中古市場事情

近年のXL1200CX（ロードスター）の中古市場では、独特な価格動向が見られています。新車価格を上回る中古車が出現するなど、市場価値の高騰が続いている状況です。この背景には、生産終了に伴う希少価値の上昇や、独特なスタイリングが支持を集めていることが挙げられます。

 

中古車の相場は、年式や走行距離によって大きく異なりますが、2016年から2018年モデルでは100万円前後での取引が一般的となっています。特に低走行車や状態の良い個体は、新車価格を超える150万円以上の価格が付くケースも珍しくありません。これは、カスタムパーツが豊富に揃っており、オーナーの好みに合わせた仕様変更が容易なことも一因となっています。

 

購入を検討する際は、定期的なメンテナンス履歴の確認が重要です。特にエンジンオイルの交換やチェーン周りのケアなど、基本的なメンテナンスがしっかりと行われているかどうかは、車両の状態を判断する重要な指標となります。また、カスタムパーツの装着状況や純正パーツの有無なども、価格に大きく影響する要素となっています。

 

中古車選びのポイントとしては、外装の状態はもちろんのこと、エンジン始動時の異音やオイル漏れの有無、電装系統の動作確認が必須となります。特にスポーツスターファミリー特有のエンジン特性を理解し、適切なメンテナンスが行われているかどうかの確認が重要です。

 

3. ハーレーロードスターの新車価格と購入時の諸費用

ハーレーロードスターの新車価格は、モデルイヤーによって若干の変動がありますが、基本モデルで130万円前後からスタートします。この価格設定は、スポーツスターファミリーの中でも比較的高価な部類に属しますが、装備や性能を考慮すると、十分な価値を提供していると言えます。

 

購入時には、車両本体価格に加えて様々な諸費用が必要となります。具体的には、登録費用、自賃責保険、重量税、各種税金などが含まれ、これらを合計するとおおよそ15-20万円程度の追加費用を見込む必要があります。また、任意保険やメンテナンス費用、ライディングギアなども必要不可欠な支出となります。

 

ディーラーオプションやカスタムパーツを検討する場合は、さらなる予算確保が必要です。人気の高いスクリーンやマフラー、ステップなどのカスタムパーツは、一つあたり数万円から数十万円の費用がかかります。初期投資として、これらのカスタマイズ費用も含めた総額を考慮することが賢明です。

 

維持費の面では、定期的なオイル交換やタイヤ交換、チェーンメンテナンスなどが必要となります。年間の維持費は、走行距離や使用状況にもよりますが、10-15万円程度を見込んでおくことをおすすめします。これには、定期点検費用や消耗品の交換費用が含まれています。

 

4. 根強い人気を誇るハーレーロードスターの魅力

ハーレーロードスターが多くのライダーから支持される理由として、まず挙げられるのが伝統的なハーレーサウンドと現代的なスタイリングの見事な融合です。エボリューションエンジンが奏でる特徴的な排気音は、乗るたびにライダーの心を揺さぶり、そのサウンドは街中でも注目を集める要素となっています。

 

走行性能面では、スポーツスターファミリーの中でも特に優れたハンドリング特性を持ちます。倒立フォークとデュアルディスクブレーキを採用することで、コーナリングでの安定性と制動力が大幅に向上しています。これにより、週末のワインディング走行から通勤まで、幅広いシーンで楽しむことができる versatilityを備えています。

 

カスタマイズ性の高さも、ロードスターの大きな魅力の一つです。豊富なアフターパーツが用意されており、エキゾーストやハンドル、ステップなど、各部のカスタマイズが可能です。これにより、所有者の好みや個性を反映させた唯一無二のマシンを作り上げることができます。

 

また、コミュニティの存在も大きな魅力となっています。ハーレーオーナーズグループやSNSを通じて、情報交換や交流の機会が豊富にあります。メンテナンス情報の共有からツーリングの計画まで、充実したライダーライフを送るための環境が整っています。特にロードスターオーナーは、比較的若い世代が多く、活発なコミュニケーションが行われています。

 

5. カスタマイズで作る自分だけのロードスター

ハーレーロードスターの魅力の一つは、豊富なカスタマイズオプションにあります。純正パーツからアフターマーケット製品まで、選択肢が豊富なため、自分好みのスタイルを追求できます。

 

最も人気の高いカスタマイズポイントは、エキゾーストシステムの変更です。バンス&ハインズやスクリーミンイーグルなど、有名メーカーの製品を装着することで、より力強いサウンドと性能向上を実現できます。また、マフラー交換により車両の外観も大きく変化し、よりアグレッシブな印象を演出することができます。

 

ハンドル周りのカスタマイズも定番となっています。ドラッグバーやクリップオンハンドルへの交換により、乗車ポジションをよりスポーティに変更することが可能です。ポジション変更に伴うステップやレバー類の調整により、フィット感を高めることができる点も見逃せません。

 

外装面では、スクリーンやサイドカバー、フェンダーなどのカスタマイズが一般的です。特にスモールスクリーンの装着は、高速走行時の風防効果を高めながら、スタイリッシュな外観を保つことができる人気のカスタマイズです。また、LEDライトへの換装やインジケーターの変更など、細部にまでこだわることで個性的な一台に仕上げることができます。

 

6. 不人気と言われる理由と実際の乗り心地

ハーレーロードスターが一部で不人気と言われる背景には、いくつかの要因があります。まず、従来のハーレーファンが求める伝統的なスタイリングとは異なる現代的なデザインが、保守的なファン層には受け入れられにくい面があります。

 

また、価格設定も議論の対象となっています。スポーツスターファミリーの中では比較的高価な設定となっており、同価格帯の他メーカーのスポーツバイクと比較されることも少なくありません。維持費の面でも、純正パーツの価格が高めに設定されているため、定期的なメンテナンスコストを懸念する声もあります。

 

しかし、実際の乗り心地は、これらのネガティブな評価を覆すものとなっています。倒立フォークと専用セッティングのサスペンションにより、スポーティな走りと快適性を高次元で両立しています。特にコーナリング時の安定性は、従来のハーレーモデルとは一線を画す性能を発揮します。

 

市街地での取り回しも、意外なほど軽快です。シート高が比較的低く設定されており、足つき性も良好です。エンジン特性も、低速から高速まで扱いやすく、通勤使用から休日のツーリングまで幅広いシーンで活躍できます。

 

7. オーナーが語るハーレーロードスターの気になる欠点

実際のオーナーから指摘される欠点の一つとして、燃費の問題が挙げられます。市街地走行では1リットルあたり15キロメートル前後と、同クラスの他車と比較してやや燃費が悪い傾向にあります。12.5リットルの燃料タンク容量と相まって、給油頻度が高くなることを指摘する声も少なくありません。

 

振動対策も気になるポイントとして挙げられています。エボリューションエンジン特有の振動は、ハーレーらしい特徴として受け入れられる一方で、長距離走行時には疲労の原因となることがあります。特にハイウェイ巡航時の振動は、ミラーの視認性に影響を与えることもあり、安全面での懸念も指摘されています。

 

メンテナンス面では、定期的なオイル交換やチェーン調整の頻度が比較的高いことが挙げられます。特に雨天走行後のケアや、冬季の防錆対策など、こまめなメンテナンスが必要となります。また、純正パーツの価格が高めに設定されているため、修理やカスタマイズ時のコストが予想以上にかかるケースもあります。

 

シート形状についても、長距離走行時の快適性を求めるライダーからは改善を望む声があります。スポーティな外観を重視したデザインにより、長時間のライディングでは疲労が蓄積しやすい傾向にあります。これらの課題に対しては、アフターマーケットのシートやサスペンションの調整で対応するオーナーも多く見られます。

 

Q＆A

 

NDロードスターの欠点は何ですか？

マツダのNDロードスター（第4世代ロードスター）の主な欠点は以下のようなものがあります。

 

収納スペースが限られており、トランク容量は約130リットルしかありません。デイリーユースには問題ありませんが、長期旅行や大きな買い物には不向きな面があります。

 

居住性については、全高を抑えたデザインのため、背の高い方には窮屈に感じることがあります。また、2シーター設計のため、3人以上での乗車は不可能です。

 

走行時の騒音も気になるポイントです。特にソフトトップモデルは、高速走行時の風切り音や路面からの音が室内に入ってきやすい傾向があります。これは軽量化を重視した設計による影響といえます。

 

燃費は通常の乗用車と比べると若干劣り、高回転での走行を好むエンジン特性から、スポーティな運転をすると更に燃費は悪化します。

 

XL1200CXとは何ですか？

XL1200CXは、ハーレーダビッドソンが2016年に発売したスポーツスターファミリーのモデル「ロードスター」の型式名称です。

 

この型式の内訳は、「XL」がスポーツスターファミリーを表し、「1200」は搭載される1200ccエンジンの排気量、「CX」はこのモデル固有のコードを示しています。

 

このモデルの特徴は、従来のハーレーとは一線を画すスポーティな走行性能です。倒立フォークやデュアルディスクブレーキを採用し、コーナリング性能を重視した設計となっています。

 

デザイン面では、カフェレーサーテイストを取り入れた現代的なスタイリングが特徴で、ブラックアウトされたパーツや専用のホイールデザインにより、アグレッシブな外観を実現しています。

 

エンジンには伝統的なエボリューションエンジンを搭載し、ハーレー特有の鼓動感と扱いやすい出力特性を両立させています。

 

まとめ：個性派ハーレー、ロードスターの真価を知る

 

ハーレーダビッドソン・ロードスター（XL1200CX）は、伝統と革新を見事に融合させたユニークなモデルとして、多くのライダーを魅了してきました。スポーツスターファミリーの一員でありながら、従来のハーレーとは一線を画すスポーティな走行性能と現代的なスタイリングを備えています。

 

購入を検討する際は、130万円前後からスタートする新車価格に加え、維持費用や諸経費についても慎重な検討が必要です。特に中古車市場では希少価値から価格が高騰傾向にあり、状態の良い個体は新車価格を上回ることも珍しくありません。

 

一方で、豊富なカスタマイズオプションや活発なオーナーズコミュニティの存在は、このバイクの大きな魅力となっています。ただし、燃費や振動、メンテナンス面での課題もあり、これらを十分理解した上での購入判断が重要です。

 

ロードスターは、スポーティな走りを楽しみたいライダーや、個性的なハーレーを求めるライダーにとって、魅力的な選択肢となるでしょう。伝統的なハーレーの魅力を残しながら、現代的な要素を取り入れたこのモデルは、新しい時代のアメリカンバイクの在り方を示す存在といえます。週末のワインディング走行から通勤まで、幅広い用途に対応できる versatility を備えた一台として、今後も多くのライダーを魅了し続けることでしょう。