スーパーカブ50の中古相場完全ガイド|今が買い?

スーパーカブ50の中古相場完全ガイド|今が買い?

2024年3月末の生産終了が発表され、いま注目度が急上昇しているスーパーカブ50。長年愛され続けてきた国民的バイクの中古市場は、この発表以降、大きな変化を見せています。

 

実は今、中古スーパーカブ50の価格は右肩上がりの傾向にあります。しかし、賢い購入方法を知っていれば、まだまだ手の届く価格で良質な車両を見つけることができます。本記事では、プロの整備士や中古バイク販売のエキスパートの意見をもとに、現在の相場動向から具体的な購入方法、注意すべきポイントまで、中古スーパーカブ50購入に必要な情報を徹底解説していきます。

 

これから中古スーパーカブ50の購入を考えている方はもちろん、すでにオーナーの方にとっても、今後の売却や維持を考える上で参考になる情報をお届けします。

 

 

スーパーカブ50の中古相場ガイド

ここで理解できる主なポイントは以下の通りです。

 

・価格と市場動向について

 

現在の中古相場:10万円〜25万円が中心
• 年式による価格差:
- 2018年以降:約20万円
- 2010-2017年:約15万円
- 2009年以前:約10万円

 

• 生産終了発表後、2023年以降で約15%の価格上昇

 

・購入時の重要ポイント

 

最適な購入時期は冬季(12月〜2月)で2〜3万円の値下がりの可能性あり

 

• 要注意ポイント:
- エンジンの始動性とアイドリング
- フレームの錆び(特にメインパイプ付け根)
- 電装系統の動作確認
- タイヤの製造年月(5年以上は要注意)

 

・購入方法による特徴

 

• バイク王
- 市場相場より1〜2万円高め
- 100項目以上の点検整備付き
- 3ヶ月or1,000kmの保証付き

 

• ジモティー
- バイク店より3〜5万円安価
- 書類確認が重要
- 整備状態は要確認

 

・価値を左右する要素

 

• 走行距離:
- 2万km未満:プラス2〜3万円
- 5万km以上:マイナス3万円

 

• 地域性:
- 大都市圏:高値傾向
- 地方部:比較的安価

 

 

生産終了で注目度上昇!スーパーカブ50の現在相場

 

長年日本の足として愛され続けてきたスーパーカブ50が、2024年3月末での生産終了を迎えることで、中古市場に大きな動きが出ています。現在の中古相場は、年式や走行距離によって10万円から25万円前後で推移しており、生産終了のアナウンス以降、特に状態の良い車両については上昇傾向にあります。

 

年式別で見ると、2018年以降のモデルは平均20万円前後での取引が中心となっています。一方、2010年から2017年のモデルは15万円前後、2009年以前のモデルは状態にもよりますが、10万円前後での取引が一般的です。ただし、程度の良い旧モデルは、クラシックとしての価値も加わり、むしろ高値で取引されるケースも出てきています。

 

走行距離については、2万キロ未満の低走行車は相場よりも2〜3万円ほど高く、5万キロ以上走行している車両は相場より3万円ほど安く取引される傾向にあります。スーパーカブは耐久性が高い車両として知られていますが、やはり走行距離は価格に大きく影響します。

 

地域による価格差も特徴的です。東京や大阪などの大都市圏では需要が高く、相場より1〜2万円ほど高めになる傾向があります。一方、地方部では比較的安価で取引されることが多く、同じ年式・状態でも3万円程度の価格差が生じることもあります。

 

カラーリングも価格に影響を与える要因の一つです。定番の赤や青は安定した人気を誇り、相場通りの価格で取引されることが多いですが、限定カラーや人気のホワイトは1〜2万円ほど高値になることもあります。

 

知っておきたい!スーパーカブ50の中古市場の値上がり傾向

 

スーパーカブ50の中古市場において、ここ数年で顕著な値上がり傾向が観察されています。特に2023年以降、平均取引価格は前年比で約15%上昇しており、この傾向は生産終了のアナウンスによってさらに加速しています。

 

この値上がりの背景には、複数の要因が絡み合っています。まず、新型コロナウイルスの影響で通勤・通学時の密を避けたい層からの需要が増加しました。また、若者を中心としたバイクブームの復活や、SNSでの「カブ活」人気も価格上昇に拍車をかけています。

 

特に注目すべきは、2018年以降のFI(燃料噴射装置)モデルの価格上昇率が顕著だという点です。新車価格が22万円前後だったこれらのモデルは、現在、状態の良い車両であれば20万円前後で取引されており、わずか数年での価値下落が極めて少ないことがわかります。

 

また、1990年代から2000年代初頭の車両についても、コレクター的な価値が認められ始めており、状態の良い車両は年々価格が上昇しています。特に、当時の純正パーツや書類をすべて保持している車両は、新車価格を上回る価格で取引されるケースも出てきています。

 

維持費の安さと燃費の良さから、通勤・通学用の実用車両としての需要も依然として高く、この需要と供給のバランスが価格を下支えしています。さらに、パーツの供給が継続される見込みであることから、今後も安定した価値を保ち続けると予想されています。

 

1万円台のスーパーカブ中古車に潜む落とし穴

 

中古車市場で時々見かける1万円台のスーパーカブ50。一見すると魅力的な価格に見えますが、この価格帯の車両には必ず何らかの問題が隠されていると考えるべきです。

 

まず、多くの1万円台の車両に共通するのが高走行距離です。10万キロを超える車両も珍しくなく、エンジンやフレームに重大な疲労が蓄積されている可能性が高くなります。スーパーカブは耐久性に優れていますが、この距離になると各部の消耗が著しく、購入後の整備費用が車両価格を大きく上回ることも少なくありません。

 

また、長期の放置車両というケースも多く見られます。長期放置による劣化は、エンジンオイルの劣化、燃料系統の詰まり、電気系統の不具合など、深刻な問題を引き起こします。これらの修理には専門知識と工具が必要で、業者に依頼すれば最低でも5万円以上の修理費用が必要になることもあります。

 

外装の状態も大きな問題です。錆びや傷が深刻な場合、単なる見た目の問題だけでなく、フレームの強度に影響を及ぼす可能性があります。また、違法な改造や事故歴のある車両が安価で出品されているケースもあり、これらは公道走行に支障をきたす恐れがあります。

 

書類関係の不備も要注意です。1万円台の車両では、車検証や譲渡証明書などの重要書類が欠けているケースがあり、名義変更や車検の更新が困難になる可能性があります。このような書類トラブルは、購入後に想定外の出費や手続きの煩雑さを招くことになります。

 

スーパーカブ50を安く購入するための3つの方法

 

スーパーカブ50を賢く安く購入するためには、いくつかの効果的な方法があります。まず一つ目は、シーズンを考慮した購入時期の選択です。バイクの需要が下がる冬季、特に12月から2月にかけては、価格が夏季と比べて2〜3万円程度下がる傾向があります。

 

二つ目は、地域による価格差を活用する方法です。大都市圏は需要が高く価格が高めになりがちですが、地方部では比較的安価で取引されることが多くなっています。特に、積雪地域では冬季の保管場所の問題から、10月から11月にかけて良質な物件が安価で出品されることがあります。ただし、遠方での購入の場合は、輸送費用も考慮に入れる必要があります。

 

三つ目は、複数の販売チャネルを効果的に活用することです。バイク専門店やオークションサイトだけでなく、フリマアプリやローカルの売買サイトなども視野に入れることで、掘り出し物に出会える可能性が高まります。特に個人売買の場合、急ぎの売却を希望する出品者から、相場より3〜5万円程度安く購入できるケースもあります。

 

ただし、安価な物件を探す際は、必ず現車確認を行い、エンジン音や各部の状態を十分にチェックすることが重要です。また、個人売買の場合は、必ず必要書類が揃っているかを確認し、可能であれば知識のある人に同行してもらうことをおすすめします。良質な車両を安価で手に入れるためには、こうした慎重な確認作業が不可欠です。

 

プロが教える!中古スーパーカブ50購入時の重要注意点

 

中古スーパーカブ50を購入する際、プロの整備士が特に注目する重要なポイントがいくつかあります。これらをしっかりと確認することで、購入後のトラブルを大きく減らすことができます。

 

まず最も重要なのが、エンジン関係の状態確認です。冷間時のエンジン始動性とアイドリングの安定性は、エンジンの健康状態を示す重要な指標となります。特にFIモデルの場合、不安定なアイドリングはセンサー類の故障を示唆している可能性があり、高額な修理費用が必要となることもあります。

 

次に注目すべきは、フレームの状態です。スーパーカブは経年劣化によってフレームに錆が発生しやすい傾向があります。特にメインパイプの付け根部分やステップ周り、サスペンション取り付け部分の錆は重大な問題となる可能性があります。これらの部分の腐食は車体の強度に直接影響を与えるため、入念なチェックが必要です。

 

電装系統の確認も重要です。ウインカーやヘッドライト、テールランプなどの点灯確認はもちろん、メーター類の作動状態もチェックが必要です。特に、走行距離計が故障している場合は、実際の走行距離が不明となるため、車両の価値評価に大きく影響します。

 

タイヤの状態やブレーキの効きも重要なチェックポイントです。タイヤの製造年月日が5年以上経過している場合は、たとえ溝が残っていても交換を検討する必要があります。また、ブレーキドラムの摩耗状態は安全性に直結するため、しっかりとした制動力があるか確認が必要です。

 

バイク王で見るスーパーカブ50の相場と品質

 

大手バイク買取・販売店のバイク王では、スーパーカブ50の取り扱いが非常に多く、市場の相場形成に大きな影響を与えています。バイク王での販売価格は一般的に市場相場より1〜2万円ほど高めに設定されていますが、その分、品質面での安心感があります。

 

バイク王の特徴は、販売前の徹底した整備にあります。専門のメカニックによる100項目以上にわたる点検を実施し、必要な整備や部品交換を行ってから販売されます。この整備付きの販売形態は、購入後のトラブルリスクを大幅に軽減する利点があります。

 

また、3ヶ月または走行距離1,000km以内の保証が付くことも大きな特徴です。個人売買では得られない安心感があり、特に初めてバイクを購入する方にとっては大きなメリットとなります。価格は若干高めになりますが、購入後の整備費用や不具合対応を考慮すると、総合的なコストパフォーマンスは決して悪くありません。

 

在庫の豊富さも魅力の一つです。複数の車両を比較検討できることで、自分の希望に合った車両を見つけやすくなります。特に人気の高い2018年以降のFIモデルは、常時複数台の在庫があることが多く、状態の良い車両を選びやすい環境が整っています。

 

ジモティーで見つける!激安スーパーカブ50の実態

 

地域密着型フリマサイトのジモティーでは、スーパーカブ50が比較的安価で出品されることが多く、掘り出し物を見つけられる可能性があります。ジモティーでの販売価格は、同じ年式・状態の車両でも、バイク店での販売価格と比べて3〜5万円ほど安価になっているケースが多く見られます。

 

この価格差が生まれる理由の一つは、個人間取引による中間マージンの排除です。また、売り手が引っ越しや車両の買い替えなどで早期売却を希望するケースも多く、これも価格を下げる要因となっています。

 

しかし、ジモティーでの取引には注意点もあります。最も重要なのは、書類の確認です。必要書類が揃っていない場合や、車検切れの状態で放置されていた車両なども少なくありません。また、名義変更の手続きについても、知識がないと詐欺的な取引に巻き込まれるリスクがあります。

 

車両の状態確認も重要です。業者による整備を受けていない車両がほとんどで、外見からは分からない不具合を抱えていることも少なくありません。特に、長期間放置されていた車両では、燃料系統の詰まりやバッテリーの劣化、ブレーキの不具合など、購入後に追加で整備費用が必要になることがあります。

 

したがって、ジモティーでの購入を検討する場合は、できるだけ現車確認を行い、可能であればバイクに詳しい人に同行してもらうことをお勧めします。また、取引前に必要書類の有無を確認し、名義変更の手続きについても事前に合意しておくことが重要です。価格の安さに目を奪われすぎず、総合的なコストを考慮した判断が必要です。

 

Q&A

 

スーパーカブが高い理由は何ですか?

スーパーカブの価格が高止まりしている理由は、複数の要因が重なっています。まず、生産終了のアナウンスにより希少価値が上昇したことが大きな要因です。

 

また、コロナ禍での通勤・通学における密回避需要の増加や、若者を中心としたバイクブームの復活も価格上昇に影響しています。

 

さらに、スーパーカブの優れた耐久性と信頼性、燃費の良さ、パーツの入手性の良さなど、実用面での価値が高く評価されていることも、中古車の価格を下支えしている要因となっています。

 

カブの50ccの生産は終了するのですか?

はい、ホンダは2024年3月末でスーパーカブ50の生産を終了することを発表しています。この決定は、排出ガス規制の強化や電動化の流れに対応するためとされています。

 

ただし、110ccモデルは継続して生産されることが決まっています。また、50ccモデルのパーツ供給については、今後も一定期間継続される予定です。

 

初代スーパーカブの値段はいくらですか?

1958年に発売された初代スーパーカブC100の価格は、当時55,000円でした。この価格は当時の大卒初任給が約1万円だった時代としては決して安価ではありませんでしたが、品質の高さと使い勝手の良さから多くの人々に受け入れられました。

 

現在、コレクター的価値のある初代スーパーカブの中古車は、状態によって数十万円から100万円以上の価格で取引されることもあります。

 

スーパーカブ50の馬力はいくつですか?

最新のスーパーカブ50(FIモデル)は、最高出力3.4PS(2.5kW)/7,000rpmとなっています。

 

この出力は、50ccクラスのバイクとしては標準的な数値です。ただし、スーパーカブの特徴は最高出力よりも、低速域でのトルクの強さと扱いやすさにあります。通勤・通学などの日常使用に適した出力特性を持っているのが特徴です。

 

まとめ:スーパーカブ50中古購入完全ガイド

 

中古スーパーカブ50の市場は、2024年3月末での生産終了発表を受けて大きな転換期を迎えています。現在の中古相場は10万円から25万円が中心となっており、特に2023年以降は約15%の価格上昇が見られます。

 

賢い購入のポイントとしては、以下が重要です:

 

• 購入のベストタイミング
需要の少ない冬季(12月〜2月)を狙うことで、2〜3万円程度安く購入できる可能性があります。

 

• 購入チャネルの選択
- バイク王:安心の保証とアフターサービス付き
- ジモティー:価格面でのメリットがあるが、慎重な現車確認が必須

 

• 必ずチェックすべきポイント
- エンジンの始動性とアイドリング状態
- フレームの錆びの有無(特に重要部分)
- 電装系統の動作確認
- 必要書類の確認

 

今後も当面は価値の上昇が予想されますが、焦らず時期を見極め、しっかりとした現車確認を行うことで、良質な車両との出会いを見つけることができます。スーパーカブ50は、適切なメンテナンスを行えば長く乗り続けられる信頼性の高い車両です。この記事で紹介した情報を参考に、あなたにぴったりの一台を見つけてください。


バイクを手放すベストな方法とは? - プロが教える高価買取のコツ

 

バイクを手放すタイミングで、少しでも高く売りたいと考えていませんか?

そんなあなたにおすすめなのが「バイク王の無料お試し査定」です!

簡単な申し込みだけで、経験豊富な専門スタッフがあなたの愛車をしっかり査定してくれます。

査定料はもちろん無料で、結果に納得いかない場合でも売却の必要はありません。

 

バイク王は全国展開の信頼できるサービスで、これまで多くのライダーに選ばれてきました。

大切なバイクの価値を最大限引き出すためのノウハウが豊富にあります。

忙しい方には出張査定も対応しており、自宅でリラックスしながら査定を受けることが可能です。

 

「思ったより高く買い取ってもらえた!」という声も多数。

まずは無料のお試し査定で、あなたのバイクの本当の価値を確認してみませんか?

売却を迷っている方も気軽に利用できるこのサービス、今すぐお申し込みを!

 

バイク王の無料お試し査定はこちらから!