
ホンダCL250は、街乗りから高速道路まで幅広く活躍する実力派250ccバイクとして注目を集めています。最高速度は実測で130km/h前後を記録し、実用的な巡航性能を持ち合わせています。
スクランブラースタイルでありながら、高速道路での走行安定性と街中での取り回しやすさを両立。6速ミッションの採用により、長距離走行時の疲労も抑えられています。本記事では、CL250の実力や走行性能、同クラスバイクとの比較、カスタマイズポイントまで、実用面での特徴を徹底的に解説します。
これから250ccバイクの購入を考えている方はもちろん、高速道路での使用を検討している方にとっても、参考になる情報が満載です。実測データと実際の使用感に基づいた詳細な解説を、ぜひご覧ください。
「この記事で分かる主なポイント」
1. CL250の実力と性能について
- 最高速度は実測で130km/h前後を記録
- 6速ミッションにより高速巡航時の疲労が少ない
- 120km/hまでの巡航なら負担は許容範囲
2. 250ccバイクの比較
- フルカウルタイプは140km/h以上出るが姿勢は疲れやすい
- レブル250は125km/h程度で、クルーザーらしい特性
- CL500は160km/h以上出るが、維持費は250ccより高い
3. 高速走行の実用性
- 100km/h前後が最も効率的な巡航速度
- 大型車の横風や雨天時は特に注意が必要
- 給油計画は余裕を持って立てることが重要
4. カスタマイズと需要
- ウインドスクリーンの交換で快適性が向上
- 都市部での需要が特に高い
- 人気カラーは納期が2-3ヶ月かかることも
5. 実用面での特徴
- 通勤からツーリングまで幅広く使える
- 燃費は高速巡航でも約30km/L
- 車重170kgで取り回しやすい
ホンダCL250の性能で最も注目を集めているのが最高速度です。メーカー公表値こそありませんが、実測値では130km/h前後を記録しています。これは250ccスクランブラーとして十分な数値と言えるでしょう。
エンジンは水冷単気筒SOHC4バルブの249cc。最高出力は23馬力を発揮し、低中速域での扱いやすさを重視したセッティングとなっています。特筆すべきは、5000回転から7000回転にかけてのトルク特性で、市街地での取り回しから高速道路での巡航まで、幅広いシーンで安定した走りを実現しています。
ミッションは6速トランスミッションを採用。6速ギアの設定により、高速走行時のエンジン回転数を抑えることができ、巡航時の疲労軽減に貢献しています。特に100km/h前後での走行時、エンジンの振動は比較的控えめで、長距離走行でもストレスを感じにくい特徴があります。
車体重量は170kgと、同クラスの中では標準的。シート高は790mmに設定され、足つき性も良好です。スクランブラースタイルながら、実用性を重視した設計となっており、通勤通学からツーリングまで幅広く対応できる懐の深さを持っています。
空力特性については、アップライトなライディングポジションながら、フロントカウルとスクリーンが効果的に配置され、高速走行時の風圧負担を軽減。120km/h程度までの巡航であれば、ライダーへの負担は許容範囲内に収まっています。
250ccクラスの高速走行性能を比較する際、まず注目すべきは各モデルの特性の違いです。CL250と同じネイキッドタイプでは、CBF250やVTR250といったモデルが挙げられます。これらのバイクは、高速道路での安定性とハンドリングの良さを両立しており、初心者からベテランまで幅広いライダーに支持されています。
フルカウルタイプのCBR250RRやNinja250は、空力性能に優れ、高速走行時の風防効果が高いのが特徴。最高速度は140km/h以上を記録し、巡航性能も優れています。ただし、スポーツバイクならではのフォワードポジションは、長時間の高速走行では体への負担が大きくなる傾向があります。
クルーザータイプのレブル250は、リラックスしたライディングポジションが魅力ですが、高速走行時は風圧の影響を受けやすい特徴があります。一方で、低重心設計により安定性は高く、初心者でも扱いやすい特性を持っています。
CL250は、これらの中で独自のポジションを確立しています。スクランブラーでありながら、実用的な高速性能を備え、街乗りからツーリングまでこなせる万能性を持っています。特に、アップライトなポジションでありながら、適度な風防効果を実現している点は、他のモデルにない特徴と言えるでしょう。
CL250とレブル250は、同じホンダの250ccモデルでありながら、全く異なるコンセプトで開発されています。レブル250の最高速度は実測で約125km/hとされており、CL250の130km/h前後と比較すると若干の差が見られます。
この差が生まれる要因として、まず車体デザインの違いが挙げられます。レブル250はローダウンされたクルーザースタイルを採用しており、空力性能よりもスタイリングを重視した設計となっています。一方、CL250は直立したライディングポジションと効果的な風防設計により、より高速域での走行に適した特性を持っています。
エンジン特性も異なります。両車とも同じ249cc水冷単気筒エンジンをベースとしていますが、チューニングが異なります。レブル250は低回転域でのトルクを重視したセッティングであるのに対し、CL250は中高速域での伸びを意識したセッティングとなっています。
実際の高速道路での使用感においても、その違いは顕著です。レブル250は100km/h前後での巡航を得意としているのに対し、CL250は110〜120km/hでの巡航にも余裕があります。ただし、両車とも250ccバイクとしては十分な高速性能を備えており、日常的な高速道路の使用には問題ありません。
CL500は、CL250の兄貴分として位置づけられる上位モデルです。471ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載し、最高速度は実測で160km/h以上を記録。排気量のアドバンテージを活かし、CL250とは一線を画す高速性能を誇ります。
エンジン出力の違いは顕著で、CL500は46.9馬力を発揮。CL250の23馬力と比較すると、ほぼ倍の出力を持っています。この出力差により、高速道路での追い越し加速や上り坂での粘りに大きな違いが表れます。特に120km/h以上の高速域での余裕度が違います。
しかし、この性能差は必ずしもCL250の劣位性を意味するものではありません。CL250は250ccクラスならではの扱いやすさと経済性を備えており、高速道路での実用性も十分です。特に、車体重量がCL500より約20kg軽いことから、低中速域での取り回しやすさではむしろCL250に軍配が上がります。
燃費性能においても、CL250は高速巡航時でリッター当たり約30kmを記録。CL500の約25kmと比較すると、経済性で上回っています。維持費の面でも、税金や保険料が抑えられることから、実用車としての価値は十分にあると言えるでしょう。
日常的な使用を考えた場合、CL250は高速道路での必要十分な性能と、街乗りでの扱いやすさを両立したバランスの取れたモデルと評価できます。一方、CL500はよりパワフルな走りを求めるライダーや、高速道路での使用頻度が高いユーザーに適したモデルと言えるでしょう。
250ccバイクでの高速道路走行には、独自の注意点とコツがあります。最も重要なのが風に対する対策です。大型車の横を通過する際には、突風や横風の影響を受けやすいため、ハンドルをしっかりと握り、安定した姿勢を保つことが重要です。
天候の影響も受けやすいため、雨天時は特に注意が必要です。スピードを控えめにし、大型車との車間距離を十分に確保することで、水しぶきによる視界不良を回避できます。また、防寒対策も重要で、特に冬場は体温低下による集中力の低下を防ぐため、防寒着やネックウォーマーの着用が推奨されます。
高速巡航時のギア選択も重要なポイントです。CL250の場合、100km/h前後での走行時は6速での巡航が望ましいですが、追い越し時や上り坂では5速にシフトダウンすることで、エンジンの力強さを引き出すことができます。常に余裕を持った運転を心がけ、無理な追い越しは避けるべきでしょう。
給油計画も慎重に立てる必要があります。250ccバイクは大型バイクと比べて燃料タンクが小さいため、長距離走行時は給油間隔を短めに設定することをお勧めします。特に向かい風が強い場合は燃費が悪化するため、余裕を持った給油計画が重要です。
CL250をよりツーリング向きにカスタマイズする際、最も重要なのがウインドスクリーンの選択です。純正スクリーンよりも大型のものに交換することで、高速走行時の風防効果が大幅に向上します。ただし、大きすぎるスクリーンは車体バランスを崩す可能性があるため、適度なサイズ選びが重要です。
荷物の積載能力を高めるためのカスタマイズも人気です。サイドパニアケースやリアボックスの装着により、長距離ツーリングでの収納力が格段に向上します。特に防水性の高いハードケースは、雨天時のツーリングでも安心して使用できます。
シート周りのカスタマイズも重要なポイントです。純正シートでも十分な快適性がありますが、より長距離に特化したゲルパッド入りのカスタムシートに交換することで、疲労軽減効果が期待できます。また、グリップヒーターの装着も、寒冷地や早朝のツーリングには効果的です。
CL250の市場での評価は、発売以来着実に上昇しています。特に注目すべきは、実用性と個性的なデザインのバランスが支持されている点です。初期の「売れていない」という噂は、実際のデータからすると必ずしも正確ではありません。
販売台数は、発売から徐々に増加傾向にあり、特に都市部での需要が高まっています。これは、通勤利用からツーリングまでこなせる汎用性の高さが評価されているためと考えられます。また、若年層からベテランライダーまで幅広い層に支持されているのが特徴です。
中古市場での価値も安定しています。新車価格からの値落ちが比較的緩やかで、高い品質と信頼性が中古バイク市場でも評価されています。特に、カスタマイズベースとしての人気も高く、パーツの流通も豊富です。
ただし、同じ250ccクラスの他モデルと比較すると、よりスポーティーな走りを求めるユーザーや、純粋なクルーザースタイルを好むユーザーからは、やや評価が分かれる傾向にあります。これは、CL250の特徴である「バランスの取れた万能性」が、特定の目的に特化したモデルを求めるユーザーには物足りなく感じられることがあるためです。
CL250の予約状況は、地域によって大きな差が見られます。特に都市圏での需要が高く、一部のディーラーでは納車までに2〜3ヶ月の待機期間が発生しています。これは、通勤用途での使用を考えるユーザーが多いことを示しています。
カラーバリエーションによっても予約状況に違いが見られます。特に人気の高いマットジーンズブルーメタリックは、予約から納車まで比較的長期間かかる傾向にあります。一方、他のカラーリングは比較的早期の納車が可能なケースが多いようです。
季節による予約状況の変動も特徴的です。春から夏にかけては予約が増加し、納期も長くなる傾向にあります。これは、ツーリングシーズンに向けての需要増加を反映しているものと考えられます。一方、冬場は比較的予約が取りやすく、納期も短縮される傾向にあります。
ディーラーの在庫状況も、予約状況に影響を与える要因となっています。人気のオプションパーツを装着したモデルは、予約なしでの即納が難しい状況が続いています。一方、ノーマル仕様であれば、比較的スムーズな納車が期待できます。特に、年度末の在庫調整時期には、早期納車のチャンスも増えることが分かっています。
250ccバイクの最高速度は、車種によって異なりますが、一般的に120〜140km/h程度です。
スポーツタイプのCBR250RRやNinja250などは140km/h以上を記録し、ネイキッドタイプのCB250やスクランブラータイプのCL250は130km/h前後、クルーザータイプのレブル250は125km/h前後となっています。
なお、これらは実測値であり、風や路面状況、ライダーの体格などによって変動する可能性があります。
ホンダCB50(空冷4ストローク・48cc)の最高速度は、約65〜70km/h程度です。当時の50ccバイクとしては十分な速度性能を持っていました。
ただし、これは新車時の性能であり、現存する車両では経年による性能低下が考えられます。また、整備状態やライダーの体格によっても実際の最高速度は変動します。
250ccバイクでの高速道路での推奨巡航速度は、90〜100km/h程度です。法定速度を遵守しながら、余裕を持って走行できる速度となります。
必要に応じて110〜120km/h程度まで出すことは可能ですが、長時間の高速巡航ではエンジンへの負担や燃費の悪化を考慮する必要があります。また、大型車の横風や悪天候時は、より控えめな速度での走行が推奨されます。
ホンダCB250シリーズの最高速度は、モデルやバージョンによって異なります。
現行のCB250Rでは実測で約135km/h程度を記録します。旧型のCB250F(2014-2019年モデル)も同程度の最高速度を持っています。
ただし、これらは理想的なコンディションでの数値であり、実際の走行では路面状況や気象条件、ライダーの体格などによって変動することがあります。日常的な使用では、100〜110km/h程度での巡航が最も効率的とされています。
CL250の実力と価値について、詳しく見てきました。この記事で明らかになった重要なポイントを整理すると:
実用面での強み
最高速度130km/h前後を記録し、高速道路での実用性は十分。6速ミッションの採用で巡航時の疲労も少なく、100〜110km/h程度での走行では余裕を持って巡航できます。燃費も良好で、高速走行時でもリッター30kmを記録します。
バランスの取れた性能
スクランブラースタイルでありながら、街乗りから高速道路まで対応できる万能性を持ち合わせています。車重170kgという取り回しやすさと、適度な風防効果による快適性を両立しています。
実際の評価と需要
都市部を中心に着実な需要があり、特に通勤とツーリングの両立を求めるユーザーから高い支持を得ています。中古市場での価値も安定しており、カスタマイズの選択肢も豊富です。
このように、CL250は250ccクラスならではの扱いやすさと、十分な高速性能を兼ね備えた実用的なモデルと言えます。特定の用途に特化するのではなく、様々な場面で活躍できる万能性こそが、このバイクの最大の魅力と言えるでしょう。購入を検討されている方は、この特徴を踏まえた上で、自身の使用目的に合っているか検討されることをお勧めします。
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