韓国語を最短でマスターするために知っておきたい心構え

韓国語を最短でマスターするために

 

こんにちは。
私は韓国語能力試験の6級を保持しています。

 

しかしはじめからそんなに簡単には韓国語を話すことができませんでしたが、
今ではほとんど不自由なく韓国で生活しながらコミュニケーションを取り生活しています。

 

韓国語との出会いはその大学1年生のときで、大学を卒業するためには英語の他に第二外国語を取らないといけませんでした。

 

父親が毎日パソコンで韓国のドラマや映画を見ているのをキッカケに自分も大学で韓国語の授業を受けようと決めました。

 

それが僕と韓国語の出会いです。
ここで韓国語と出会った事で、韓国留学、韓国での就労経験など普通の人がなかなかできない体験をすることができて本当に良かったと思っています。

 

このレポートでは僕の経験を通して少しでも多くの人の韓国語上達に役に立ちたいと思って書くことを決意しました。

 

今後のあなたの勉強の参考になれば幸いです。

 

そもそも韓国語とは

韓国語は当然僕たちのお隣の国の韓国で話されている言語です。
朝鮮半島には韓国と北朝鮮があり、この二つの国ではベースになる言葉は同じですが、日本の方言のように若干違ったところもあります。
韓国国内でも地方によって方言の違いがあります。

 

使われている文字はハングル文字といい母音と子音で組み合わされる文字でできています。

 

ハングル文字は初め記号のように見えるかもしれませんが、実際は英語のアルファベットのように母音と子音でできているので、それさえわかれば読むことや書くこともそんなに難しくはありません。

 

日本人にとって韓国語を勉強するのは英語を勉強することよりも簡単です。

 

なぜなら、韓国語には漢字語があり、日本語と発音の似ている単語も存在しているからです。

 

例えば??という単語があります。これの意味は「約束」なんですが、日本語の「やくそく」という発音と似ていて、パッチムの発音の違いほどの差しかありません。

 

また韓国語は日本語の語順と大半が同じで助詞を使い分ける部分も日本語と似ています。敬語があるのも日本語と同じですね。

 

このように日本語と韓国語には共通点が多く、語順が違うような英語よりも韓国語をマスターするほうが早いのです。

 

また日本語と同じように「は、が、を」などの助詞があるのも共通してますね。

 

韓国語の効率的な勉強法

ここでは、僕がこれまでにしてきた韓国語の勉強方法を説明していきます。
大学1年〜2年生のときは普通に大学の授業で韓国語を勉強していました。

 

特に変わったことをしていたわけではなく、教科書に出てくる文法、単語はその都度しっかり覚えるようにしていました。
単語は特に集中して覚えていましたね。

 

日本語と韓国語の語順もほとんど同じですし、助詞もあるので、基本的に細かい助詞などを覚えるよりも単語さえわかれば伝えたいことは通じます。

 

他の国の言葉でもそうかもしれませんが、日本語と韓国語には共通する部分が多いので特にこの単語を中心に覚えることが効果的でした。

 

単語を勉強しているうちに、おそらく何か気が付くことがあると思います。
それは日本語の漢字に対して韓国語の発音が共通しているということです。

 

例えば会社という日本語は韓国語では??といいます。
これは漢字語でできているので会=?、社=?、と覚えることができます。

 

ということは、社会という単語は逆にするだけなので??ですよね。
次に大会という単語も韓国語では??といいます。
同じく漢字語ですね。

 

この場合でも同じ「会」という漢字が?と使われています。
このようにある日本語の漢字を韓国語の文字で覚えてしまえば、いくらでも応用が利きます。

 

会長、会員、会見…
などこの「会」という文字が入っていたらまずは?を使うことを想像してください。
こういった法則みたいなのを頭の中で作ることができれば、韓国語から日本語に変換することができます。

 

例えば??という単語が日本語ではどういう意味なのかわからないとき。
でも会社が??だということを知っている。
そうすると??の?は「会」又は「カイ」と発音する漢字ではないかと推測することができます。

 

それから?も??(病院)という単語を知っていて、そこから院、もしくは「イン」と発音する単語だと推測することができる。

 

この??は会員という単語なのですが、まずは単語自体を知らなくても、ハングル文字が日本語の漢字でなんと発音するのか推測できれば発音にしたがって意味を理解することが可能なんです。

 

ここは日本人が韓国語を勉強するメリットだといえます。
なので単語を覚えるときはその漢字まで意識をして覚えていくと効率よく覚えていくことができます。
これが単語を覚えていくコツです。

 

韓国語の単語は外来語があったり漢字語だけではないので全てこの方法では覚えれないのですが、こういったことを知っているだけで単語を覚える速さは数倍早くなります。

 

文法については、ただ文法を覚えようとするのではなく、会話文で覚えていった方が覚えやすいです。

 

僕は韓国語能力試験を勉強していたときもそのまま文法を丸暗記するよりは会話文をそのまま覚えるようにした方が頭に入りました。

 

どのシチュエーションでこの文法を使うのかがわかれば覚えやすいので、初めは長いフレーズは覚えられないと思うかもしれませんが、会話文をイメージしながら覚えると簡単に頭に入ってきます。

 

文字で覚えるようにしないで視覚(イメージ)で覚えるようにしてくださいね。
聞き取り(リスニング)に対しては僕はほとんど勉強していなくて、学生時代に韓国留学が決まってから始めました。

 

どういったことをしていたかというと、韓国ドラマや映画を観ていたのですが、ただ見るのではなく、同じものを何回も観るということをしていました。

 

一度しか観ないとフレーズが頭に入らないんですよね。

 

でも何度も同じものを観ると字幕で日本語で何を言っているのかがわかり、映像を見ただけで俳優さんがなんと言うのかがあらかじめわかるようになるのです。

 

セリフの内容を日本語でわかった上で韓国語を聞き取るので日本語に韓国語が上書きされます。
すると単語がその場で覚えれたり、短いフレーズであれば使う状況もわかり、丸暗記するだけでそのフレーズをマスターできます。
このときのポイントとしては同じものを何度も観ることです。

 

日にちを空けてもいいので最低3回(本当は5回くらい)は観るようにするとセリフが先に浮かび韓国語が頭に入ってきます。

 

単語を覚えることができたり、フレーズを覚えてたり、聞き取り+話す力もついてきますね。
会話力を伸ばすためには、上でも書いたようにドラマや英語を観ることも大切です。
それに加えて実際に韓国人の友達を作って会話をしてみたり、韓国語で文章を書くということも大切です。

 

話すということは、自分の知っている文法や語彙などを使って自分の言葉として外に発することなので、かなり頭を使うことなのですが、この自分で言葉を作る作業が会話力の上達に役立ちます。
逆にドラマなどの視聴による受身のような勉強法ではある程度限界があります。

 

そこで日記を書くことでもいいですし、SNSを使って韓国人の友達と文章でやり取りするということも大きく韓国語学習の効果を発揮できます。

 

文章を書いたり、話したりということは1から言葉を作っていくので自分の文法や単語などの知識を確認しながら文章を作っていかなくてはいけません。

 

その過程でわからない文法や単語が出てきたら、そこが自分がわかっていないところだと認識することができます。
それによって勉強すべきところが確認できますね。

韓国語の発音について

発音の勉強法については案外たくさん発音の練習をすれば自然と口から正しい発音が出てくると思いがちですが、留学経験を通じてそれは半分間違ってるのではないかと考えるようになりました。
大学の授業であったり、韓国語教室であったりおそらく発音の練習はすると思います。
しかし発音だけに大きく時間は取らないはずです。

 

発音の練習をすることは間違いだとは思いませんが、音を発してみて練習するよりは、その音を耳に覚えさせるという意識が大切です。

 

発音の練習をするときはおそらく自分が発する発音により集中していると思います。
これを発音の聞き取りのほうにより意識を集中させる方が正しい音を認識しやすくなります。

 

僕は留学中基本的に発音の練習はしませんでした。
その代わり周りが韓国人ばかりだったので、聞き取ることをより多くしていたのです。

 

そうすることによって初めはできなかった発音がだんだんできるようになりました。
何度も口で練習していてもできなかった発音が自然とできるようになったのは、正しい音を耳で認識できたことだと思っています。
口で発する音に集中するよりも耳で聞き取る方に少し比重をかけて練習してみてください。

韓国人の友達を作る

僕はやはり周りに韓国語を話せる人がいることが一番効率のいい勉強になると思っています。
なのでインターネットを使ったりして韓国人の友達を作ることをお勧めしてます。

 

オフラインでも韓国人の知り合いがいるのであれば積極的に交流して韓国語を使う機会を増やしてもいいですね。
とにかく韓国語を使う頻度を増やすことが大切です。

 

韓国人の友達を作ったら携帯やパソコンを使ってコミュニケーションを取ったり、実際に会ってお話をしたりすると思いますが、パソコンの場合キーボードのどの位置を押してハングルを打つのかがわからないと思います。
僕の場合はノートパソコンのキーボードに直接シールを貼ってハングル文字を書いていました。

 

文章を書くときはそのハングル文字の書かれたシールを見ながら打っていたのですが、これは結構お勧めなのでやってみてください。

 

マインド

マインドの大切さについて
語学を学ぶ上で大切なことの中にマインドが含まれます。
それは例えば間違えるのが恥ずかしいからとせっかくの機会を避けてしまうことであったり、極端に勉強に対する投資を怠るということこともマインドに含まれると思います。

 

何かを得るには何かを捨てないといけないということもよく言われます。

 

韓国語を勉強するためにテレビを見る時間を1時間減らしてみたり、良い参考書を買ったり、韓国語教室に通ってみたりするための投資をしてみたり、韓国人の方と直接話すときには恥ずかしいという気持ちを捨てたりだとかそういったことも必要ですね。

 

教材などに関しては高ければ高い方がいいというわけではありませんが、例えば、千円の本で勉強するよりも1万円払って買った本の方がよりしっかり勉強する気持ちになりますよね。

 

せっかく高いお金を払って買ったのだからしっかり勉強しなければという気持ちになります。
また、千円の本より1万円の本の方がいいことが書いてあると思いませんか?

 

そうすると1万円の本の方に価値を感じます。

 

逆にインターネットなどで検索して手に入る情報であれば、インターネット接続料は別にして実質タダで情報を手に入れることになります。
人はタダの情報には価値を感じないのです。
それは自分がその情報を得るために何も犠牲にしていないからです。

 

しかし自分が高いお金を払って得た情報の方が価値を感じて真剣に勉強するようになります。

 

先ほども書きましたが、高ければいいわけではありませんが、情報を得るために自分がその分投資をしたということが大切です。

 

もしあなたが韓国語能力試験を受けて級を取ることを目標にしているのであれば、早いうちに目標を決めて、いつの試験で○級に合格するということを決めてしまいましょう。

 

ある程度文法や単語を覚えてから受験するというよりは先に受験の日程を決めてしまって、その日程に合わせて勉強をしていった方がはるかに効率的です。

 

人は期限があったほうが力を発揮できますからね。
恥ずかしいという感情を捨てるということも大切です。

 

韓国語に限らず外国語を勉強している人であれば、誰でも間違ったらどうしようということを考えたことがあるかもしれません。
でもこういったことは自分の学習の妨げになります。
恥ずかしいという感情を捨てることも効率的な学習につながりますね。

 

簡単にできることではないですが、留学という選択肢も一つとしてありだと思います。

 

韓国語しか通じないような環境に身をおくことによって自然と恥ずかしさも消えることでしょう。
なにしろ無理をしてでも韓国語を話さないとコミュニケーションが取れませんからね。

 

ですが留学はそんなに簡単にできることではありません。
ただ学生や時間、経済的に余裕がある方であれば一度海外の生活を体験することも一生の財産になります。

 

実際に僕は2年以上韓国で暮らしていますが、韓国での経験はかけがえのない経験ですし、人がなかなかできないことを自分がしていると認識しています。

 

行動力や決断力の早さもマインドに含まれますね。
行動力や決断力が早い人は人よりも早く成功したり何かを手に入れることができます。

 

ただ何でも早ければいいというわけではなく、大きな決断は慎重になる必要が有りますが、行動力・決断力がある人は有利かなというお話です。

最後に

最後まで僕のレポートを読んでいただきありがとうございました。
僕は日本での韓国語学習経験、2年間以上の韓国での生活を通して、韓国語が話せるようになりました。

 

僕の知識と経験がたくさんの人の参考になったり役に立つことができればと、このレポートを書きました。
韓国には日本語を話せる方がたくさんいます。

 

しかし日本にはまだそれほど韓国語を自由に話せる人がたくさんいないのが現状だと思います。

 

最近の韓国ドラマや映画、K−POPなどの影響によりますます韓国に興味を持つ人が増えてきているのも現状だと思っています。

 

そして韓国語を勉強する人も増えてきていると思います。

 

せっかく自分が韓国語を話すことができるので、
この知識や経験をたくさんの人にも伝えたいと思い始めました。
このレポートでさらに多くの人の韓国語学習の力になることができればと思います。