記憶術のトレーニング法

この記事では勉強の効率を上げる3つの方法をご紹介します。
これらの方法全てに効果を感じていただけると思いますのでまずは1つでも実践して下さい。

 

五感を使った記憶法

(1)記憶法は筋トレと同じ

筋力トレーニングでは鍛えたい所を手で触り筋肉が動いていることを意識してトレーニングすると筋力がつくと言われています。

 

これはただ筋肉に負荷をかけるだけではなく手の触覚と脳のイメージを使い3重でトレーニングしていると言えます。

 

これと同じ様に物事を記憶する際には声に出したり、紙に書いたりして他の五感を使う方が効率が良くなります。

 

私は高校生のとき、ノートを一切とらずに授業を聞いていました。

 

それはしっかり授業を聞いていると試験の際に先生が黒板に書いて話していた事を思い出せるからでした。

 

黒板の文字を見る・視覚と先生の話・聴覚を使っていたので鮮明に覚えていました。
これだけでこの章を終わるとこんなの常識だ。解っていると言われるかもしれません。

 

そこでもうひとつ加えたいのが勉強する場所を変えるということです。

(2)環境を変える

いつも自分の机で勉強している人は図書館やカフェ・茶の間のテーブル等いつもと違った場所で勉強するとその場所の雰囲気や光の差し方などのイメージと一緒により鮮明に記憶されます。

 

五感を使ったり環境を変えることで脳を刺激して活性化させるのです。
短調に勉強をしていると脳の動きも鈍り集中力も落ちてしまいます。

 

朗読でも棒読みでは聞いていても頭に入って来ません。
知らず知らずの内に違うことを考え出してしまいます。

 

そこに感情が入りリズムや強弱が加わるのですーと頭に入ってくるのです。
他にも参考書を声に出して読みそれを録音して聞き直すのも面白いでしょう。
とにかく、色々な感覚を使い脳を活性化させることを意識しながら勉強すれば今までよりもっと効率良く勉強することが出来ます。

 

当てはめ記憶法

(1)体の一部と当てはめる

覚えたいものと頭や口等、体の一部とを関連付けて記憶する方法です。
まず、体の中で一番高い頭から額・眉・目・耳・鼻等のように低くなる順番を付けていきます。

 

これは年号等のように順番付けて記憶したいものに適しています。
例えば、頭を1番=慶長として、額を2番=元和目を3番=寛永の様に当てはめていきます。

 

右手で頭を触れば慶長ということになります。
これのデメリットは数に限りがある事ですが他に左手を使ったり、両手で触ったりと組み合わせ次第では結構な種類を記憶することが出来る様になります。

 

これは別に体の一部だけではなく電車の駅や野球の選手等順番が明確なものであれば応用できます。
色々試してみて下さい。

 

物語記憶法

(1)ストーリーを作る

ストーリー仕立てでイメージすると比較的簡単に記憶できます。

 

例えば競争という漢字を分解して
「立った兄さんと立った兄さんが争うので競争」とか
「田んぼを持ち上げる程の力持ちの男」等です。

 

「泣くよ(794)ウグイス平安京」等の語呂合わせも同じようにストーリー仕立てでイメージさせる記憶法です。

 

あと、私が高校の頃に習ったものとしては夏目漱石の作品を覚えるものとしてイギリス・猫・坊枕美人の夢を見て三四郎それから門に出て彼岸に行く人心の道草明暗しと覚えさせられました。

 

イギリスへの留学経験と作品

 

・吾輩は猫である
・坊ちゃん
・草枕
・虞美人草
・三四郎
・それから
・門
・彼岸過迄
・行人
・こころ
・道草
・明暗

 

ストーリー性はいまいちですが結構すんなり覚えられました。
まあ、これだけの作品を順番通りに記憶できれば十分です。
これを参考にあなた独自のストーリーを考えてみて下さい。

 

最後に

この記事はいかがでしたでしょうか。
知っているものも合ったと思いますが記憶で需要なのは五感を使う事とイメージだという事をお伝えしたかったのです。

 

記憶するには脳を使うだけではなく色々なものを使ったほうが効率は良くなります。