タラバガニとイバラガニの違いとは？それぞれの味の特徴

日本の海には美味しいカニが多く生息しており、その中でもタラバガニとイバラガニは人気の高い食材です。

 

しかし、これらのカニは外見や特徴、そして美味しさにおいて異なります。
以下では、タラバガニとイバラガニの主な違いについて詳しく見ていきましょう。

 

見た目と大きさの違い

タラバガニは大型で、体はオレンジ色をしています。鉗（ハサミ）は大きく、特にメスの鉗は幅広く発達しています。
成熟したタラバガニの脚は太くて力強く、肉がぷりっとしています。体長は20?30センチメートル以上に達することもあります。

 

イバラガニはタラバガニよりも小型で、体の色は淡いオレンジ色から黄褐色です。鉗はタラバガニに比べてやや小さく、脚も細長いです。
イバラガニの脚は繊細で、身の部分は小さめです。体長は通常15?20センチメートル程度です。

 

生息地の違い

タラバガニは寒冷な海域に生息し、主に北海道やロシアの極東地域などで見られます。
タラバガニは深い海で生活し、寒冷な海水の中で成長します。

 

イバラガニは日本の海岸に分布しており、暖かい海域や岩礁地帯で見られます。
イバラガニは汽水域や潮だまりでも見かけられ、比較的浅い海域で生息します。

 

味と食べ方の違い

タラバガニの肉は豊かな旨味があり、甘みが強調されています。特に外子（カニ味噌）が人気です。
タラバガニは刺身、寿司、鍋物、焼きガニなど、多くの料理に使用され、高級食材として評価されています。

 

イバラガニも美味しいカニで、繊細な味わいがあります。特に足の身が美味しいとされます。
イバラガニは主に刺身、寿司、カニ味噌汁などで楽しまれます。

まとめ

タラバガニとイバラガニは、日本の海産物として美味しさと独自の特徴を持っています。
どちらのカニも料理の用途によって楽しむことができます。